拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

何度でもやって来る本当の気持ち

あなたへ

 

新たな視点をひとつ見つける度に、大きな成長を感じて。

過去に見つけた視点と視点が、結び付いた時には、更に大きな成長を感じて。

 

自分の成長を見つければ、大きな喜びを感じると共に、

私の中へと見つけるのは、あなたに逢いたいという気持ちです。

 

あなたと出会うことが出来たから、今の私が此処にいるのだと、

私は何度でも、私と出会ってくれたあなたに感謝をしながら、

あなたはやはり、私の運命の相手であり、

掛け替えのない人なのだと、何度でも考えさせられて。

 

そうして私は、何処に伸ばしたら良いのかも分からないままに、

あなたを探して、手を伸ばしてしまいたくなってしまうのです。

 

もしも今、あなたと話をすることが出来たのなら、

あなたはどんな言葉をくれるのかな。

あの頃みたいに髪を撫でて、あなたは笑ってくれるのかなって。

 

あなたが何処にいても、この人生に見える景色は、

あなたが見せ続けてくれる景色であることに変わりはないと、

こんなふうに、この人生に対する視点を見つけることが出来たのは、

いつの頃のことだっただろう。

 

あなたが見せ続けてくれるこの景色の中で、

私は、この人生を精一杯、生きるのだと、こんなふうに決めることが出来た私は、

この人生を大切に生きたいと思えるようになったけれど、

でも、あんなに早くにあなたと離れなければならなかったことに対して、

納得出来たわけじゃない。

 

どうして?なんで?は、

私の中で、何度でも繰り返されて。

 

そんな気持ちを感じれば、私は何度でも、

何処かにあなたを探したくなってしまうのです。

 

あなたに逢いたい。

でも、この人生を大切に生きたい。

こんな気持ちがごちゃ混ぜになって、苦しくなって。

 

来世なんて、待っていられない!

本当は、こんな気持ちを見つけてしまう日だってあるのです。

 

あの夏から先へと歩む程に、自分の成長を感じる程に、

それまで知らなかった新たな痛みを見つけては、

どうしようもない痛みと向き合わなければならないことを知っている筈なのに、

それでも、どんなに痛みを感じようとも、

そこにある気持ちを感じ切ったのなら、

力強く次の一歩を踏み出して、その先へと歩みを進めてしまうのは、

やはり、今、私が歩むこの人生は、

生まれる前の私が選んで生まれた人生だからなのかも知れません。

 

今、この世界に生きる私は、あなたがいないこの人生に対して、

全然、納得などしていないし、

きっと、此処から先へと歩んで行けば、相変わらずに、

どうして?なんで?を繰り返しては、

逢いたい、逢いたいって、

私はいつでもあなたを何処かに探しながら、この人生を歩んで行くのでしょう。

 

この人生は、きっとどんなに先へと歩みを進めても、

知らなかった痛みが伴う人生。

 

新たに知った痛みを見つける度に、私はきっと何度でも、

腹を括り直しながら歩むのだろうけれど、此処からずっと先へと歩んで行けば、

いつの日か、私は、

何かとても素敵なものへと辿り着ける日が来るのだと、信じているのかも知れません。

 

それはきっと、

生まれる前の私がどうしても見つけたかったものなのかも知れないと、

今日の私は、こんなことを考えていました。

 

生まれる前の私は、あなたに約束をしたのかも知れませんね。

 

ちゃんと成長して、素敵な私になるからね

 

必ず、今の私が持っていないものを持って、此処に還って来るからねって。

 

 

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私好みの夜

あなたへ

 

夏によく似た季節の中で、

梅雨らしい空を見つめたのは、先月下旬のことでしたが、

あれからのこちら側では、再び晴れた日が続き、

連日に渡り、暑さを感じるようになりました。

 

夏の音もなければ、夏の匂いがすることもなく、

梅雨明けの宣言もまだ聞こえては来ませんが、

照り付ける太陽の光は、既に夏のそれであり、

今年は、誰にも気付かれないように、

静かに夏の始まりへと移行したのではないかと、

ここ最近の私は、密かにこんなふうにも感じていました。

 

連日の高い温度は、私の中では、

既に当たり前のものへと成りつつありましたが、

昨日のこちらでは、いつもよりも気温が低く、

夜には、涼し過ぎると感じる風が吹きました。

 

昨夜は、あなたへの、

今年初めてのわたし肌温度のコーヒーを淹れて。

窓から入る、涼し過ぎる夜の風を楽しみました。

 

夏が好き。

 

照りつける太陽の光は、

私をどこまでもワクワクとした気持ちにさせてくれて。

 

夏が此処にあるだけで、私の世界には鮮やかな色が染まり、

何気ないいつもの景色でさえもが、

まるで魔法のように特別なものへと変わっていく。

そんなふうに日常に変化をもたらす不思議な力が、

夏には確かにあると思うのです。

 

夏という季節。

それは、私を魅了して止まない力を持つものでありますが、

昨夜の涼し過ぎる風は、私に別な一面があることを教えました。

 

夜という時間帯においては、

私はどうやら、涼し過ぎるくらいの方が好みのようなのです。

 

昨夜は、涼し過ぎる風を楽しむと、やがて窓を閉めて眠りに就きましたが、

肌寒さから、思わず薄手の毛布に包まりました。

 

久し振りに触れた毛布は心地良く、

私は、こんな夜が好きだと感じながら、眠りに就くことが出来ました。

 

どうやら私は、昼と夜の好みが違うようです。

 

力強く照り付ける太陽の光を浴びながら1日を歩んだのなら、

夜には、毛布に包まれながら眠りたい。

 

これが私の理想であると、

昨夜は、こんな新たな発見をしました。

 

さて、今夜もこちらでは、涼し過ぎる風が吹いています。

今夜もまた私は、好みの夜の中で、眠ることが出来るのでしょう。

 

天気予報を見てみれば、明日からまた暑くなるようです。

私好みの夜とは暫しお別れのようですが、

再び訪れる夏によく似た季節を楽しみながら、

明日からを歩んで行こうと思います。

 

 

 

ずっと先の未来の目標

あなたへ

 

もしもその時を迎えることが出来たのなら、

その時の私は、どんな景色を見ながら、何を感じるのだろう。

 

今日の私が思い描いていたのは、此処からずっとずっと先の未来。

いつかの私が、密かに掲げた目標を叶えた日のことでした。

 

あなたを見送り、

後ろ向きに座り込んで、必死にあの夏に手を伸ばし続けていた私が、

やがて、自分の夢を見つけたのは、いつのことだっただろう。

 

あなたが持たせてくれた夢をしっかりと胸に抱いて、

ゆっくり、ゆっくりと歩み出した私はやがて、

様々に、夢や目標を見つけられるようになりました。

 

いつか、ずっと先の未来、

この世界から、

そちら側のあなたへの10000通目の手紙を綴る日を迎えたい。

 

これは、そんな私が見つけた目標のうちのひとつでした。

 

10000通目の手紙だなんて、

とんでもなく遠い先の未来だわね。

 

不意に見つけた自分のこんな目標には、なんだか笑ってしまったけれど、

この目標を持つことが出来たのは、

何度も、何度も、私に、

ずっと先の未来を思い描かせてくれたあの子の力があったからなのでしょう。

 

あの子が社会人になるまでは。

これは、あなたを見送ってからの私が初めて持った、

この生に対する目標でした。

 

あの子との何気ない時間の中で、

少しずつ、少しずつ、自分の生への目標は、先へ先へと伸びて、

遂には、あの子が100歳を迎える日まで、

あの子の成長を見つめることが出来たのなら、

なんて、とんでもなく遠い未来を思い描くようになって。

 

もしも、その時まで、この生が此処にあるとするのなら、

私は、何を成し遂げて、どんな自分になっていたいだろうかと、

私が持つ夢や目標も、どんどん増えて行きました。

 

今日の私は、いつかの私が掲げた目標をひとつ手に取って、大切に眺めながら、

此処から、ずっとずっと先の未来を思い描いてみたのでした。

 

どんなに早くとも、その時を迎えるのは、此処から23年後の私。

あなたよりも、30歳年上になった私です。

 

もしも、その時を迎えることが出来たのなら、

私は、どんな私になっているのだろう。

 

その日を迎える未来を、改めて思い描いた今日のことを、

どんなふうに振り返るのだろう。

 

その頃のあの子は、どんなあの子なのかしら。

 

あの夏にいた私が、あなたの年齢と並んだ自分のことも、

あなたよりも年上になった自分のことも、全く想像が出来なかったように、

今の私には、あなたよりも、30歳年上の自分の姿など、

全く想像もつかないままだけれど、

いつでも思いもしなかった素敵な景色が待っていてくれたように、

私がその時を迎えることが出来たのなら、きっと、そこにいる私は、

驚くような素敵な景色を見つめているのでしょう。

 

10000通目の手紙を書きます。

 

こんな文字を綴る日の私は、

どんな景色の中で、どんなふうにあなたを想うのでしょうか。

 

 

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