あなたへ
先日、あの子が、お昼寝しているのを見て、気が付いた事があります。
あなたの寝相と全く一緒でした。
胸辺りで手を組み、片方の足を、もう片方の足に乗せる。
あなたは、よく、そんな体勢で寝ていました。
始めは、そんな体勢ではないのに、無意識でのその体勢。
大人に近づいてきたあの子は、どんどん、あなたに似てきたけれど、
まさか、寝相まで似るとは思いませんでした。
もしもあなたが、あの子の隣で、一緒にお昼寝をしていたら、
2人は全く同じ体勢で、眠っていたのでしょう。
それを見つけた私は、きっと、
笑いを堪えながら、写真を撮るのよ。
そうして、あなたとあの子が起きだしたのなら、
写真を見て、3人で一緒に笑ったのでしょう。
「親子だね」って。
時々、寂しくなったり、あなたに逢いたくなったりするけれど、
こうして、あの子の中に、あなたが見えると、自然と笑顔になれます。
でも、やっぱり、
2人が同じ体勢で、お昼寝している姿、
見てみたかったな。