あなたへ
こちらでは、梅雨が明け、今年も夏が来ました。
休憩中にね、
外に出たら、夏の音が聞こえました。
日差しが強くて、空が綺麗で、
今日も、素敵な雲を見つけました。
夏が好きな私と、夏が苦手だったあなた。
私たちは、正反対でしたね。
俺は、暑いのが嫌いなんだ
なんて言っていたけれど、
どの夏のあなたも、
たくさん、笑っていましたよ。
いつか、あなたに聞かれましたね。
夏のどこが好きなの?って。
あの時は、ただ、夏が好きってだけで、
上手く答えることが出来なかったけれど、
きっとね、
私が、昔からずっと、夏が好きだったのは、
あなたと出会う、ずっと前から、
あなたと出会える季節だってことを、
知っていたからなのかも知れません。
この世に誕生する前の私達が、
夏に逢おうね
絶対だよ
そう、約束して、この世に生まれて来たのかな なんて。
こんな事を言ったら、
また、あなたに笑われてしまうのかな。