あなたへ
先日、あの子が通う高校では、
新しく入学する子たちの入学試験が行われました。
1年前、必死に、勉強と向き合っていたあの子の姿を思い出していました。
絶対に、受かってみせるよ
そう言って、
見ているこちらが心配になる程に、一生懸命だったあの子。
無事、受験が終わると、
あの子と共に、ホッとしたこと、よく覚えています。
あれから、1年が経ち、
あの子は、新たな夢を叶えるために、
一歩前へと進むことが出来ました。
近頃の私は、そんなあの子のお手伝いをしています。
大抵のことは、自分で出来るようになってきたあの子。
本当に困っていることにしか助けを求めなくなって来たあの子のお手伝いは、
大掛かりになることが多く、
ここ最近は、自分の時間も取れないほどでしたが、
あと少しで、ひと段落がつきそうです。
その時には、また、あの子と共に、
ホッとした気持ちになるのでしょうが、
あの子はきっと、また新たな夢を見つけるのでしょう。
あの子は、ひとつ夢を叶えると、
いつの間にか、新たな目標を見つけ、
いつでも、前を見て、走り続けています。
あの子が、夢を叶えるたびに、見守って来た私ですが、
あと何回、こんなふうに、あの子の側で、
夢を叶えるお手伝いが出来るでしょうか。
ここ最近の私は、
忙しさから、ちょっと疲れていますが、
キラキラしたあの子を見ていると、
なんだか、とても嬉しくて、幸せな気持ちになります。
ひと段落まで、もう少しです。
しっかりと、あの子のお手伝いをしたいと思います。