秋の色を 覚えていますか
秋の音を 覚えていますか
秋の風を 覚えていますか
その瞳に映った景色
その耳で感じた季節
その肌で感じた温度を
覚えていますか
一緒に過ごした2番目の秋
ふたりで作った思い出を数えながら
微笑み合ったこと
あの頃のふたりを覚えていますか
少しずつ見せてくれた
私が知らなかったあなたの顔
どんなあなたも
愛おしく思えた2番目の秋
不意に聞かせてくれた深い傷
こんなことを話せる人は初めてだよと
笑ったあなたの横顔も
寂しそうに遠くを見つめたその瞳も
私はよく覚えています
あなたを強く抱き締めることしか出来なかった
あの頃の私は
あなたに
何を伝えることが出来たでしょうか