あなたへ
あなたと他愛もないお喋りをした幾つもの夜を、
思い出していました。
そこで触れた、あなたの考え方に、
笑ったり、勉強させられたり。
あなたとの何気ない会話が、私にとって、
どんなに大切であったかを、思い出していました。
あなたと離れ、4年と2ヶ月。
迷ったり、泣いたりする度に思い出した、あなたが遺してくれた言葉。
あの頃のあなたの言葉に背中を押され、
ひとつひとつ、
ここまで乗り越えて来た私ですが、
今、無性にあなたに逢いたくて仕方がありません。
特別に、困っていることも、悩んでいることもないけれど、
ただ、あなたと話がしたい。
あの頃みたいに、一緒に、温かいコーヒーを飲みながら、
他愛もないお喋りをして、
そこに見える、あなたらしい考え方に触れてみたい。
今日のあなたからは、
どんな話が聞けるのだろうかと、ワクワクした気持ちで、
あなたの側に座り、ゆっくりと、あなたの話に耳を傾けたい。
もしも、ここに、あなたがいてくれたのなら、
今日のあなたは、どんな話を聞かせてくれたのでしょうか。
今日の私は、
あなたから、何を学ぶことが出来たのでしょうか。
あなたに逢いたい。
ただ、あなたに逢いたい。