あなたへ
今年も残すところ、あと1日となりました。
毎年、クリスマスを過ぎた頃から、
バタバタと年賀状を書いていた我が家ですが、
また今年も、例年通りの我が家でした。
ただひとつ、例年と違うところは、
あの子が、携帯電話での新年の挨拶へと変え、
年賀状を書くことを辞めたことです。
こうして、ひとつずつ、
私ひとりで、行事を済ますことも多くなっていくのだろうかと、
なんだか、ちょっと寂しく思いながら、
年賀状を書いていたら、字を間違えてしまいました。
何度も目にしたことがある気がする書き損じハガキ。
デジャヴに思えたそれは、確かな現実でした。
あなたを見送り、
宛名を手書きするのは、これで4度目になりますが、
私は、毎年、
同じ方の同じ漢字を間違えてしまうようです。
これまで、全く気が付きませんでしたが、
思えば、
あなたと結婚し、我が家にパソコンがなかった最初の年末。
あの時も、
あなたと2人で年賀状を書きながら、同じ漢字を間違えたのでした。
いつかあなたに逢えた時に
誇れるような私になりたい
いつの頃からか、そんなふうに考えるようになった私ですが、
これでは、ちょっと・・・どうでしょうか。
成長したなとは思うんだけどさ
なんで小学校で習う漢字、毎年、間違えるの?
なんて爆笑するあなたの顔が目に浮かびます。
あなたを見送り、
少しずつ、成長してきたつもりでいた私ですが、
こんなところは、全然、成長出来ていないのだと、
ひとりで苦笑いしながら、
やっと、年賀状を書き終え、先日、投函を済ませました。
普段は、絶対に間違えることのない漢字ですが、
何故か、
年賀状を書く度に、間違えてしまうという不思議な現象。
年末に、バタバタと年賀状を書いていた我が家の恒例行事に加えて、
私は、同じ漢字を間違えることも恒例になっていたようです。
同じ漢字を間違えないようにする
これは、
来年の小さな目標にしたいと思います。