拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

春手帳

あなたへ

 

私が、手帳を2冊使うようになったのは、2年前からのことでした。

1冊は、日々の出来事を綴る手帳。

そして、もう1冊は、

その時間に何をしたのかを把握するための、時間軸のある手帳。

 

夏が過ぎ、秋の景色へと変わる頃になると、

インターネットで、様々な手帳眺めることが、

いつの頃からか、毎年の私の楽しみのひとつとなりました。

 

あれは、何年前だったでしょうか。

とても可愛い手帳を見つけた私ですが、

私が必要とする用途とは異なるそのレイアウトに、

毎年、デザインが変わる様子を眺めるばかりで、

購入出来ずにいた手帳がありました。

 

昨年の私も、例年通りにその手帳を眺めながらも、購入することなく、

私の用途に合った、別な手帳を購入したのでした。

 

あれは、先月のこと。

インターネットでの検索中に、目に飛び込んで来たのは、

ずっと気になっていた可愛い手帳の、3月始まりのシリーズでした。

 

1月から使い始める手帳とは、また違ったデザインのそれを眺めながら、

つい、考えてしまったのは、

もしも、この手帳を使うとしたら、どんな用途があるのかということ。

 

可愛いその手帳と共に、1年を過ごすことが出来たらいいなと頭を捻り、

無理矢理に用途を考えながら、気が付けば、購入ボタンを押していました。

遂に、買ってしまったのです。

 

手帳3冊?何に使うの?

なんて、あなたは、笑うでしょうか。

 

これはね、夢を叶えるために、

日々、何をしたのかを記録する手帳。

 

日々の出来事を綴る手帳にも、それらは書き込まれてはいますが、

この可愛い手帳へは、夢を叶えるためにやったことだけを書き込みます。

 

この手帳を、どうしても使ってみたかっただけの私が、

無理矢理に考え出した用途ですが、

なんだか、とても良い考えのように思えて来ました。

 

きっとね、

疲れ果てて、何もしたくない日にも、

現実から、目を背けたくなってしまった日にも、

私は、この手帳へ書き込みたいがために、

どんな時でも頑張れるような気がするのです。

 

この、無理矢理に用途を考え出した、

夢を叶えるための手帳は、今日が、使い始めです。

 

毎年、1月から始まる手帳を使う私にとって、

春から始まる手帳は、

なんだかとても、新鮮な気持ちがしました。

 

きっとね、この手帳の終わりのページへ書き込む日の私は、

今の私が見たこともないような、素敵な景色を見ているはずよ。

 

この人生の中で、一番、頑張ったかも知れないと思えるような、

素晴らしい足跡をたくさん残しているの。

 

きっと、その日の私は、

この手帳を使いたいがために、

無理矢理に用途を考え出した日を懐かしく振り返りながら、

この手帳を買って良かったなって、そんな気持ちで、

この手帳の始まりの日を眺めるのよ。