拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

地震対策

あなたへ

 

ここ最近の私が、密かに怯えているのは、地震についてです。

 

様々な地で、大きめの地震のニュースが目につくようになったのは、

ここ数ヶ月のこと。

この辺りでも、大きめの地震があったのは、まだ寒い頃のことでした。

 

携帯電話の警報音、テレビから流れる声。

 

備えてくださいの言葉に、火の元を確認すると、

私は、無意識に、あなたの位牌を抱えました。

 

出来る限りの地震対策をしたのは、昨年のことでしたが、

対策の仕方が甘かったのか、食器棚が倒れそうに見えたからと、

地震で揺れている間、あの子が、棚を押さえてくれていました。

 

これが危険な行為であることは、

地震が落ち着いてから知りました。

 

押さえてくれてありがとうなどと、

悠長にお礼を言っている場合ではなかったのです。

 

正しい判断が出来なかったことに、非常に反省し、

私には、まだまだ知識が足りないのだと痛感させられた出来事でした。

 

今日の私は、更なる地震対策をすべく、

我が家の中を再チェックし、新たな対策を行いました。

 

あの子が押さえてくれていた食器棚は、更に頑丈に対策を。

それから、災害時のトイレについてを学び、それに必要なものを揃えました。

 

買い物をしながら、ふと蘇ったのは、あの頃のあなたの声でした。

軍手は、あった方が良いんだよって。

 

丁度、買い置きしておいた軍手を使ってしまったことを思い出し、

念のために、お得用の軍手も購入しました。

 

これで、また少し、

万が一の時の安心の材料が増えたでしょうか。

 

この国は地震大国。

何も起こらないことを願うばかりですが、

この国に住んでいる以上、地震の被害を避けることは出来ないのでしょう。

 

5年後なのか、10年後なのか、100年後なのか、

本当のことは分からないけれど、また大きな地震は来るんだよ

その時に、正しい判断をして、身を守るしかないんだよ

 

あの頃のあなたの言葉を反芻しながら、

もしもの場合には、

今度は、私がひとりであの子を守らなければならないのだと、

改めて、考えていました。

 

よく考えれば、危険だと気が付くことが出来ることも、

瞬時の判断で間違えてしまうことも、きっとたくさんあるのだと思います。

 

知識については、まだまだ勉強中ですが、

先日の、大きめの地震から更に学び、

より安全な対策へと近づくことが出来たと思います。

 

 

 

www.emiblog8.com