拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

次に夢で逢えたら

あなたへ

 

夢の中の世界は、とても不思議ですね。

 

家に帰って来てくれたあなたへ、

おかえりなさい から始まる夢もあるけれど、

気が付けば、隣にあなたが側にいて、

あの夏の続きの時間を過ごしていたり、

知らない場所へ出掛けていたり。

 

家族3人で、

旅行へ出掛けた夢を見たのはいつのことだっただろう。

 

あなたと2人で、

公園を散歩した夢を見たのは、いつのことだっただろう。

 

夢の中は、とても自由な世界。

 

あの夏からの私たちは、

夢の中で、様々な時間を過ごしてきましたね。

 

もしも、願いが叶うのなら、

また家族3人で、何処かへ出掛ける夢を見てみたいな。

 

空を見上げて、

これまでの夢の中で過ごしたあなたとの時間を振り返りながら、

今日の私は、こんなことを考えていました。

 

ねぇ、あなたは、何処に行きたい?

あなたが、この世界で見てみたかったものを、一緒に見に行きたいね。

 

あの子には、様々な建物を見せる機会を作ってあげたい。

 

古い建物が並ぶ場所へ連れて行ってあげることが出来たら、

きっと、とても喜ぶよ。

 

物知りなあなたなら、その知識を生かして、

色々な話を聞かせてくれるんだろうな。

 

あなたの易しいガイド付き。

そんな旅行は、忘れられない時間になりそう。

 

え?私が行きたい場所?

 

もしも、お願いを聞いてくれるのなら、私は、

家族3人で行ってみたかったアミューズメント施設へ行ってみたいな。

 

並ぶのが苦手なあなただけれど、夢の中は、自由だもの。

きっと、施設内は貸し切りよ。

 

全部のアトラクションを制覇して、

家族3人で、たくさん、写真を撮りたいね。

 

あの夏よりも、7つ大きくなったあの子と、

あなたが並ぶ写真を眺める気持ちは、どんな気持ちがするのだろう。

 

ねぇ、あなた。

次に夢で逢えたら、何処かへ行きたいね。

 

まずは、あなたが見てみたかった景色を、一緒に見てみたいな。