拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

今の私が見ている景色

あなたへ

 

今の私は、前職よりも長い勤務時間に、慌ただしさを感じながらも、

一気に変わった景色を楽しみながら、日々を過ごしています。

 

今の私が身を置いている環境は、とても居心地が良く、

ただ笑っているだけで、毎日が過ぎてしまうような時間。

 

周りを見渡しては、

こんなに楽しい毎日を送っても良いのだろうかと、

ふと、こんな気持ちになってしまう程に、

たくさんの愛に包まれているような、不思議で、素敵な時間を過ごしています。

 

もしも、私のこれまでの歩みや選択が、ほんの少しだけでも違っていたのなら、

私は、今の環境に身を置くこともなければ、

今、一緒に笑い合っている人たちと出会うこともなかったのでしょう。

 

この夢は叶わないと涙を流した先に見つけたのは、

想像を遥かに超えた、笑顔の絶えない素敵な日々でした。

 

時々には、あの頃のことを振り返りながら、

胸の奥に、小さな痛みを見つけてしまうけれど、

今の私が身を置く環境は、

誰にも言えないこの痛みさえもを、

温かく包んでくれているような錯覚さえ起こしてしまうのです。

 

眠りに就く前に、1日のことを振り返れば、自然と笑みが溢れ、

気が付けば、新しい明日を待ち遠しく感じてしまう。

今の私は、こんな素敵な日々を過ごしています。

 

今の私が見ている景色は、色とりどりで、とても鮮やかな景色。

 

此処から先へ、もう少し歩んで行けば、

今の私には見えない素敵な何かが、きっと待っていてくれるのでしょう。

 

此処からでは見ることの出来ない景色を楽しみに、

今はまだ、目の前にある鮮やかさを楽しみながら、

1日1日を大切に歩んで行こうと思います。