あなたへ
こちらでは先日、梅雨明け宣言がありました。
今年のこちらでは、例年よりも遅くに梅雨入りし、
例年よりも早くの梅雨明けだったようです。
今年は10年に一度の猛暑なのだと、
こんな言葉が聞こえて来たのは先日のことでしたが、
確かに、梅雨明け前からとても暑い日が多いようにも感じられました。
暑さが苦手だったあなたなら、きっと梅雨明け前から既に暑さにバテて、
アイスクリームにばかり手が伸びていたのかも知れません。
もしもあの夏の運命が違っていたのなら、今頃の私はきっと、
買い物へと出掛ける度に、
アイスクリーム選びに夢中になっていたのでしょう。
今日の私は、ただ夏の温度を感じながら、
私はやっぱり夏が好きだなって、こんな気持ちを改めて感じていました。
3人家族の中で、唯一暑さに強い私は、もしかしたら、
何処かの過去世では、太陽に住んでいたのかも知れないね。
なんて言ったら、あなたはどんな顔で笑うのだろう。
夏の温度を感じながら、空を見上げれば、
私たちが出会ったあの日のあなたの笑い声が聞こえた気がして。
ねぇ、あなた。
また今年も、私たちが出会った季節が巡って来ましたよ。