あなたへ
とても早い流れの中を歩みながら、
どんなふうに自分の時間を確保するのか。
これは、最近の私の課題でしたが、
ここ最近の私は、漸く少しずつ、
そのコツを掴めるようになって来たような気がします。
瞬く間に過ぎ行く日々の中、さて、どうしたものかと考えながら、
早い流れに乗って歩むには、全てにおいて、
早い流れを作らなければならないのだと結論を出しました。
余計なことは一切考えない。
迷わず動く。
朝起きてから夜寝るまでの間を、ノンストップで動くのです。
努力に努力を重ねたら、更に努力を重ねて、
ここ最近の私に流れる時間の早さに負けない流れを作りました。
すると、これまでには手に出来なかった僅かな時間が確保出来る様になりました。
これまでには経験したことのない時間の流れの中で、
これまでには経験したことのない生活スタイルに変更したことは、
控えめに言って、キツい、疲れる、しんどい。
3Kならず、KTSです。
そこで私はこれを、KTSプログラムと名付け、毎日、実行したのです。
このKTSプログラムでの決まりごとはひとつだけ。
絶対に睡眠時間を削ってはならない、というものです。
睡眠時間を削れば、もう少しだけ、
自由になる時間を確保することは出来るのでしょう。
ですが、持続的に流れを加速させるには、
翌日に疲れを残さないことが、必要不可欠だと考えました。
それはきっと正解だったのでしょう。
3日坊主となることなく、
このKTSプログラムを続けることが出来ている私の時間の流れは更に加速し、
新しい朝を迎えた筈なのに、いつの間にか、夜にいるという感覚から、
月曜日にいた筈なのに、いつの間にか金曜日にいるという感覚へと変わりました。
え?私は本当に1週間をちゃんと過ごしたの?
金曜日の夜になると、こんな疑問が出て来るくらいに早い流れですが、
確かに、1週間前には知らなかったものを学び、積み重ねた私が、
ちゃんと金曜日にいるのです。
お陰で、漸くあの本を読み終えて、更なる本を購入することが出来ました。
あの子は、私に教えてくれた新しい学問の本を読み終えると、
別なジャンルの本に興味を持ち学んでいるようですが、
私は、もう少し、
あの子が教えてくれたジャンルの学問を掘り下げてみたいと思いました。
学ぶことが違えば、互いに別な視野が広がって、
次のあの子の帰省にはきっと、話の幅も大きく広がることでしょう。
次にあの子と逢える時には、どんな時間が此処に流れるのでしょうか。
今から、とても楽しみで仕方がありません。