拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

不思議な人との出会い

あなたへ

 

私、この人、知ってる

絶対に知ってる

 

今の私が歩む、早い流れの中で出会ったのは、こんな印象の女性です。

 

名前に聞き覚えはないし、過去に話した記憶もありません。

それなのに、私は彼女の幼少期を知っているような、

遠い過去の一時は、同じ環境で日々を過ごしていたような、

そんな不思議な気持ちがするのです。

 

同じ幼稚園や小学校。それから習い事。

私よりもずっと年下である彼女が、

そんなところにいるはずがないことは分かっていながらも、

私は何度も記憶を辿っては、彼女の存在を探してしまうのです。

 

例えば、私が子供の頃に何処かで会ったことのある誰かの血を引く子、

という視点も考えた日がありましたが、

それは、年齢的に少し無理のある視点のような気がしました。

 

それでも、当初から感じる不思議な気持ちを、

拭い去ることは出来ないままに。

 

それならば、

実はあの子が関連しているのかしらとも考えましたが、

あの子には、全く心当たりがないと言います。

 

では、この気持ちは何なのだろう。

 

相手のことは、何一つとして知らないのに、

その存在だけは昔から知っていたような気がしてしまう。

いえ、絶対に知っている筈なのです。

 

誰かに対してこんな不思議な気持ちを感じたことは、

これが初めてのことですが、

これは一体、何だと思いますか。

 

相変わらずに、早い流れの中を歩む私ですが、

実は毎日、ちょっとだけ彼女のことが気になりながら、

日々を歩んでいます。

 

今日もまた、彼女を見つめながら、記憶を辿ってみましたが、

結局は何も分からないままに。

 

長く生きるということは、時にはこんなふうに、

不思議な人との出会いも訪れるものなのかも知れません。

此処から先へと歩んで行けば、

更に不思議な人との出会いも訪れるのかも知れませんね。

 

結局、それに対する答えなど見つからないままなのか、

それともいつの日か、点と点が結ばれるような出来事が起こるのか、

今の私には全く検討もつきませんが、

もしもこの先、いつかの私が経験した成長期がやって来たのなら、

あの頃のように、驚くような視点が見つかるのかも知れません。

 

今はまだ、謎に包まれたままの不思議な出会いですが、

こんな気持ちを楽しみながら、日々を歩んでみるのも、

悪くはないのかも知れませんね。

 

 

www.emiblog8.com

 

www.emiblog8.com