あなたへ
今朝の私がふと思い出していたのは、
あなたと出会う前に見た夢のことでした。
そう。真っ白な世界の中で出会った1人の男性と、
仲良く寄り添ったあの夢です。
あの夢を見てから間も無くに、私はあなたと出会いました。
あの、不思議な夢を見た日が蘇れば、
そこに関連付けるかのように蘇ったのは、
いつかのあなたが夢に見た、
私たち2人の側にいる小さな男の子のことでした。
私が夢に見た男性を、あなたに違いないと感じたように、
あなたが夢に見た男の子が、あの子だと感じたのなら、
きっと間違いないのでしょう。
こうして蘇った記憶と記憶を結び付けてみると、
本当に深い繋がりのある人と出会う時というのは、
先に夢の中で会うものなのかも知れないと、
こんな視点を見つけることが出来たと共に、
私が見た夢と、あなたが見た夢を繋ぎ合わせれば、
そこには、2人でひとつの大きな物語が描かれているようにも見えました。
ねぇ、あなた。
なんだかとても不思議です。
あなたと出会う前に、あの夢を見た記憶も、
あなたが夢に見た小さな男の子の記憶も、
随分と昔から私の中にあった筈なのに、
ずっとひとつに結び付かなかっただなんてさ。
こうして今、漸く、それぞれの点が線で結ばれてみれば、
私たち家族3人の絆が、
どれほどに強く深いものであるのかを確信することが出来ます。
人生の中での様々な出会いの殆どは、
ほんの一時を共に過ごした後に離れ行く関係性だけれど、
きっと、決して切れることのない縁で結ばれた相手と出会う前には、
特別なことが起きるものなのかも知れませんね。
きっとね、前世の私も、そのまた前世の私も、
あなたと出会う前には、きっと、同じ夢を見ていたのでしょう。
そして、来世でも、そのまた来世でも、
きっと私は同じ夢を見るのでしょう。
それはきっと、あなたも同じ。
前世でも、そのまた前世でも、
そして、来世も、そのまた来世も、あなたはきっと、
私たち2人の側に小さな男の子がいる夢を見るのよ。
私たちは、何処かに特別を感じる不思議な夢を見ながら、
何度でも、この世界で出会い結ばれるのでしょう。
私たち家族は、きっといつでも3人でひとつ。
そう。だからね、
私たちは、きっとまた逢える。