拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

昨夜の不思議な出来事

あなたへ

 

あれ?なんで?

 

思わず、あなたの場所へお供えしたコーヒーを、

二度見三度見してしまったのは、昨夜の、

あなたへのおやすみの挨拶をした時のことでした。

 

あなたへの挨拶をしながら、

何気なく、マグカップに目をやると、

あなたへお供えしたコーヒーが、どう考えても、

いつもよりも一口二口分程、少ないような気がしたのです。

 

コップの水はいつも通りの量。

それなのに、コーヒーの量だけが、いつもよりも少なかったのです。

 

確かに私は今、日々、KTSプログラムを遂行中ではありますが、

いくらなんでも、

時間短縮のためにあなたへのコーヒーを少なく淹れて、

0.数秒程の時間をゲットしようだなんて、

そんなことまでは、考えていません。

 

だって、あなたへコーヒーを淹れる時間は、私にとって、大切な時間だもの。

 

どんなに記憶を辿ってみても、

いつも通り、あなたへのコーヒーを淹れた記憶しか見当たらないままに。

 

え?あなた

コーヒー飲んだ?

飲んだでしょ?

って、マグカップの中のコーヒーの量に釈然としないままに、

まるで、尋問でもするかのように、

あなたをじっと見つめてしまったけれど、

よく考えてみれば、これはあなたの分のコーヒーです。

 

勿論、飲んでもいいの

うん、飲んでいいのよ

だってこれは、あなたのコーヒーだから

 

こんな言葉を付け加えたところで、

私が見ていないところで、

こっそりとコーヒーを飲むあなたの姿を思い浮かべてみました。

 

マグカップの中身を全部飲んでしまったら、

私が怖がるかも知れないから、一口だけ。

もしも静かに、そんなことが起きていたのなら、楽しいなって。

 

昨日の私は、日々の疲れを自覚した私。

もしかしたら、無意識に、

いつもよりも少なめの量のコーヒー淹れていた可能性もあるのかも知れません。

 

でももしも、

こっそりとあなたがコーヒーを飲んでくれていたのなら、なんだか嬉しい。

だから、そういうことにしておこうかなと思います。

だって、そっちの方が楽しいもの。

 

私が淹れたコーヒーが一番だと笑っていたあなた。

きっと昨夜のあなたは、

コーヒーの香りに誘われて、ほんの一瞬だけ、此処にいたんだね。

 

 

 

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