あなたへ
今日もまた、早い流れに乗ったまま夜を迎えました。
帰宅して、コーヒーを飲みながら、
ここからの短い時間の中でのやるべきことを確認する時間が、
今の私の中での唯一のホッと出来る時間ですが、
そんな僅かな時間に反芻するのは、その日の笑った出来事です。
これまでには経験したことのない早い流れの中を歩みながらも、
毎日、毎日、私の中へは笑った時間が蓄積されて。
ふっと力を抜いた瞬間には、
今日はあんなことが楽しかったなって、そんな気持ちを感じることが出来るのです。
今日もまた、笑った時間を反芻しながら、
今、過ごすこの時間も、
きっとやがては遠い過去のものとなるんだろうなって、
今日の私はふと、こんなことを考えました。
切れては結ばれて、切れては結ばれて。
これまでのこの人生の中で、
私は、どれくらいの人たちと出会ってきただろう。
今の中にいる時って、それが永遠のようにも感じてしまうけれど、
この世界には、永遠なんて存在しない。
一握りの人たちでありながら、
様々な人たちとのご縁をいただいた先で、
今の私はこうして、早い流れの中を歩んでいるのです。
きっといつかは、この早い流れ中を後にして、
また新たな景色の中を歩む時がやって来るのでしょう。
その時はきっと、此処で集めるべき必要な色が全て揃った時。
私の中へとしっかり染まった新たな色を大切に抱き締めながら、
私はきっとまた、真っ直ぐ前へと足を踏み出すのよ。
此処からずっと先の未来。
不意に振り返る今を見つめれば、毎日笑った日々と、
そしてきっと、KTSプログラムへと向き合ったことさえもが、
キラキラとした宝物のような日々として、
私の胸の中へと蓄積されていることを感じることが出来るのでしょう。
あの頃は、毎日疲れていたけれど、
でも、毎日笑ってばかりでもあったなって。
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