あなたへ
もう疲れた
本当に疲れた
もう駄目
帰宅早々に、弱音を全開で撒き散らしながら、
さっさと身支度を整えて、お布団へと直行したのは、昨夜の私です。
昨夜の私は、本当に疲れ切っていました。
今の私が実行するKTSプログラムでは、
睡眠時間を絶対に削らないことがルールでしたが、
私、やってしまいました。
実は、ルールを破りまくった1週間を過ごしてしまったのです。
KTSプログラムと名付けた私なりの歩み方を見つけた私は、
立ち止まる重要さを知り、それはきっと、
プログラムのアップデートでもあったのだと、
新たな視点を見つけることが出来た私は、
より質の高い日々を過ごさなければと意気込みました。
そうして、スピードと質を自分に求めてみれば、
限られた時間はあっという間に過ぎ、
気が付けば、お布団へ入る時間など、とっくに過ぎていた、
という1週間になってしまったのです。
新たな視点を見つけることは、私にとっての大きな喜びであり、
それは前へと歩むための大きな活力にもあります。
睡眠時間を削ったままで、金曜日までを一気に歩んだ私でしたが、
金曜日の夕方、帰宅早々に初めて、
本当は随分と疲れが溜まっていることに気が付いたのでした。
睡眠時間を削ると、結局はこうなるのよ。
続けることが出来なくなるの。
これはね、ルールを破った罰だからね。
この1週間の私が、
睡眠時間を削りながら頑張り続けたことを振り返れば、
そこに感じるのは、達成感でもありながら、
同時に、睡眠時間の確保の重要さも改めて、考えさせられたのでした。
昨夜は、KTSプログラムを始めてからの私が、
最も疲れていた日であったのだと思います。
疲れた
本当に疲れたって、
まるで何かの呪文であるかのように、
疲れた、ばかりを呟いてしまった私ですが、
お布団へと潜り込みながら、ふと、思い出していたのは、
あなたを見送った翌年の私の手帳に綴られていた文字たちでした。
疲れた
こんな本音が手帳へと綴られたあの年の私は、
得体の知れない何かから必死で逃げるように生きた私でした。
あの頃の私が、どんな思いであの文字を綴っていたのかを、
あの頃の私が、どんな思いで日々を過ごしていたのかを思い出した私は、
ふと、感じることが出来たのです。
今の私が感じる疲れは、幸せな疲れでもあるんだなって。
だって、昨夜の私が感じた疲れって、自らが望んだ疲れでもあったと思うから。
これはきっと、
ルールを破った1週間を過ごしたからこそ分かった視点です。
とは言え、今回の件は、大きな反省点でもあり、
もう、あのような疲労感は懲り懲りではありますが、
昨夜の私は、幸せな疲労感を感じながら、眠りに就くことが出来ました。
非常にたくさん眠った私は、また元気を取り戻して、
今日もまた元気に歩むことが出来ましたよ。