拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

クリスマスプレゼント

あなたへ

 

メリークリスマス

 

1年の中で唯一、とても小さな声をあなたに掛けるのは、

クリスマスイブの夜。

 

そっと静かに、あなたと目を合わせないようにしながら、

あなたの場所へとプレゼントを置いて。

あなたの枕元へ届きますようにと願いを込めたクリスマスプレゼントは、

あなたのところまで届いたでしょうか。

 

今年のあなたも、きっと何処かで、

私がよく知る笑顔で朝を迎えてくれていたと信じています。

 


荷物、届いたよ

ありがとう

 

あの子からのこんな電話が掛かって来たのは、先日のことでした。

 

あの子のサンタクロースであり続けようと決めたのは、

昨年の私でしたが、

あの子へは、少しだけ早めに荷物を送りました。

 

あの日のあの子の笑顔を見ることは出来なかったけれど、

電話の向こう側、あの子の声を聞けば、

どんな顔をしているのかを窺い知ることが出来ました。

 

今年もまた、あなたとあの子のサンタクロースになれた私は、

とても幸せだなって、

今日の私は、こんなことを考えていました。

 

きっと何処かで、

あなたが笑顔でいてくれますようにと願って贈り物を選んだ時間も、

さて、どうやってこの段ボールに、これらの荷物を詰め込もうかと、

複雑なパズルを仕上げた時間も、とても楽しかった時間でした。

 

2人の笑顔をそれぞれに思い描きながら過ごしたこれらの時間たちは、

私へのクリスマスプレゼントのような時間でもあったのかも知れません。

だって、今日の私は、

今年のクリスマスの準備に勤しんだ時間を反芻しながら、

とても幸せな気持ちでいっぱいだったもの。

 

遠くへ行ってしまったあなたも、

此処から巣立ったあの子も、

こうして私を幸せな気持ちにさせ続けてくれて。

 

今日は私にとって、

改めて、2人にそっと感謝する日となりました。

 

私の家族になってくれて、ありがとう。

 

 

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