あなたへ
KTSプログラムに向き合いながら、
あれ?と思ったのは、先日の私でした。
あの日の私が思い出していたのは、
もっと早く歩んでみたいと、
自分の中にこんな気持ちを見つけた日のことでした。
どうして人って体がひとつしかないのだろう。
もしも、ひとりにつき、ふたつの体があったのなら、
やりたいことももっと出来るし、より多くのことを学べる筈なのに。
こんなことを真剣に考えながら、なんとか大股で歩む努力をしていたあの頃。
躍起になって自分自身と格闘していた私を襲ったのは、体調不良でした。
一旦、立ち止まるしかなくなってしまった私は、
人にはきっとそれぞれに歩むペースがあるのだと、
そんなふうに改めて、
あの頃の私にとっての丁度良いペースでの歩みへと変えることにしたのでした。
それなのに、あれから先の私は、
それまでの私が知らなかった早い流れの中に身を置いて。
やがてKTSプログラムと名付けた歩み方を見つけた私は今、
あの頃の私が知らなかった歩み方で、
前へと歩んでいるということに、ふと気が付いたのです。
こうして、ほんの数ヶ月前を振り返ってみれば、
今、此処に流れる時間は、
あの頃の私が思い描いた時間にもよく似ているような気がしました。
あの頃の私が望んだように、
体をふたつ手に入れることは出来なかったけれど、
私が編み出したKTSプログラムは、
あの頃の私が1.5人はいる世界だと言っても過言ではないのです。
こうして考えてみると、やはり人生って、
とても不思議なものだなと思いますが、
過去の自分が望んだものは、ほんの少し先の未来に、
思わぬような形で、やって来るものなのかも知れませんね。
1週間先の未来には、
1カ月先の未来には、
この2024年の終わりを迎える頃には、
どんな自分になっていたいのかと、
日々、自分へ問い掛けながら、KTSプログラムを遂行して来ました。
気が付けば、この2024年も残すところあと僅かとなりましたが、
今年の私はこのまま全力で、駆け抜けて行きたいと思っています。