拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

非日常生活の始まり

あなたへ

 

昨日のあの子の元気なただいまの声と、

あの子からのお土産のお菓子は、

あなたのところまで届いたでしょうか。

 

はいどーも!元気だった?

 

これは迎えの車に乗り込んで来た時のあの子の第一声でした。

 

数ヶ月振りに再会したあの子は、

相変わらずに、元気いっぱいの笑顔を見せてくれました。

 

凄く美味しい!

これも、これも、全部美味しい!

 

これは、昨夜の夕食の時のあの子の声。

 

此処から巣立ったばかりだったあの子は、

自炊をして、料理も頑張っていましたが、

少しずつ忙しくなったあの子の食生活は、

少しずつ偏るようになっていきました。

 

終電に乗って帰宅して。

更に、自宅で仕事をして。

 

こんなふうに頑張り続ける今のあの子には、

食事のことにまで気を使う時間がないのだと、

こんな声が頻繁に聞こえるようになったのは、いつの頃からだっただろう。

 

日常生活に戻ったあの子が、元気に歩んで行けますように。

 

こんな願いを込めて、

帰省の時には、出来るだけたくさんの野菜を取り入れて、

バランスの良い食事をあの子に食べさせることが、

私の新しい目標となりました。

 

昨日は、様々な野菜を入れたスープを準備しましたが、

あの子はとても喜んで、おかわりをしてくれましたよ。

 

たくさん食べて、たくさん眠った今日のあの子は、

早速、元気いっぱいに出掛けて行きました。

 

この帰省中のあの子も、相変わらずに、

出たり入ったりと、忙しなく過ごす予定のようです。

 

今回のあの子の帰省には、

あの子のどんな笑顔を、

どんな笑い声を集めることが出来るでしょうか。

 

此処に流れ始めたあの子との非日常となった時間も、

大切に過ごして行きたいと思います。

 

さて、昨夜の就寝時間間近になって、

枕元に例のパジャマを見つけたあの子は、まず、爆笑でした。

何?このパジャマ!って。

 

そうして袖を通せば、

モコモコで、とても暖かなパジャマを、

とても気に入ってくれたようです。

 

第3回目となったおかえりサプライズには、

あの子のとても楽しげな笑い声が聞こえましたよ。

 

 

 

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