拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

眠りに堕ちる前の数分間

あなたへ

 

あなたの夢を見ました。

それは、あなたのその温もりをただ感じる夢でした。

 

横になったあなたの胸の上に頭を乗せれば、

あなたが髪を撫でてくれて。

 

眠りに堕ちる前の数分間。

何の言葉も交わさずに、微睡みながら、

ただあなたという存在を大切に感じていたあの夢の中の時間は、

本当に幸せな時間でした。

 

あの時のあなたは、どんなことを考えていましたか。

 

あの時の私はね、

あなたは、私がよく知っているあなたのままなんだな

とか、

私の大好きなその手も、あの頃のままなんだねって、

こんなことを考えていました。

 

今朝の目覚ましの音は、私にとっての充電完了の合図の音。

あなたの側で眠ることが出来た今日の私は、

いつもよりも元気に歩むことが出来ました。

 

こうして時々逢いに来て、側に寄り添ってくれるあなた。

ありがとう。

 

ねぇ、あなた。

あの夢の中の私は、あなたよりも先に眠ってしまったのかな。

それとも、あなたも私と一緒に眠っていたのかな。

 

ほんの少しだけ、あの夢の続きが気になるけれど、

きっとまたいつか。

 

あなたがこうして逢いにきてくれる日まで、

私は目の前に続くこの道を、しっかりと歩み続けて行くよ。

 

 

 

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