拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

体がひとつしかない理由

あなたへ

 

何を大切にして選び取るのか。

 

体がひとつしかない理由って、

実はとてもシンプルな答えだったのかも知れないと、

こんなふうに腑に落ちて、

ひとりで納得してしまったのは、先日の私です。

 

人の体は、どうしてひとつしかないのだろう

 

こんなことについてを真剣に考えたのは、

いつの頃のことだったでしょうか。

 

日常生活の中には、

やらなければならないことが必ず組み込まれていて、

自分のために使える時間は限られていて。

 

例えばひとりにつき、体がふたつあるとするならば、

やりたいことももっと出来るし、より多くのことを学べるのにと、

こんなことを真剣に考えていたあの頃の私は、

やがて、KTSプログラムと名を付けた独自の歩み方を見つけて。

それは私にとって、1.5人分の歩み方となりました。

 

これは、今の私にとっての丁度良いペースでの歩み方であると考えると同時に、

今度は全く別な視点から、

どうして体はひとつしかないのだろうかと考えてしまったのは、

『今現在』の自分にとっての不必要であると思う物事を排除して、

自分の歩む速度を早めるという技を身に付けることが、

出来たからなのかも知れません。

 

例えば、人生の中には、優先順位は然程高くはないけれど、

やってみるのも悪くはないかなと思う物事に出会すことがあります。

 

それをやってみたところで、

自分の目標とする場所へ辿り着くわけではないしと、

こんな視点からそのことについてを見つめれば、

その物事と自分との関係性は、恐らくプラマイゼロ。

 

それでももしも、ひとりにつき、ふたつの体があったとしたのなら、

私は何の躊躇もせずに、

その物事をやってみるという選択をしていたのでしょう。

 

それから、アレです。

 

1日中ゴロゴロとしながら、動画を観漁ってみたい。

とか、

冬眠の日と題して、意味もなくお布団の中に1日中潜り込んでいたい。

などと考えてしまう日だって、本当はあるのです。

 

それなのに、体がひとつしかないばかりに、

それら全てを排除して、

前へと歩まざるを得なくなってしまうのです。

 

KTSプログラムを遂行し始めてから、

どれくらいが経ったでしょうか。

 

時に自分の中に生まれる葛藤と戦い続けてみれば、

ひとつしかない体から、問い掛けられているようにも感じたのでした。

何が一番大切なの?って。

 

これまでの私が知らなかった歩み方の中で、

私は様々に新たな視点を見つけて来ましたが、

これもまた、

KTSプログラムを遂行し続けた今の私だからこそ、

見つけることが出来た視点なのかも知れません。

 

どうして、体はひとつしかないのだろう、だなんて、

なんだかとても笑ってしまう疑問を持ったものだとも思いますが、

肉体を持ち、この世界へと生まれ落ちた瞬間から、

実は問い掛けられていたのかも知れませんね。

 

何を一番大切にして生きて行きたいの?って。

 

 

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