拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

3月に降る雪が私に教えてくれたこと

あなたへ

 

今日のこちらでは、朝から雨が降りましたが、ふと窓の外を見れば、

いつの間にか、雨は雪へと変わっていました。

 

私の瞳に映った雪が、

あなたよりも4つ年上になった日の雪と重なったのは、

今日の雪が、3月に降る雪だったからなのかも知れません。

 

あなたよりも4つ年上になったあの日は、

少しだけ日常から離れて、静かに降り続く雪を見つめながら、

自分自身を見つめた日でもありました。

 

これから、どんなふうに生きて行きたい?

あなたは、何がしたいの?

 

雪の日が作り出す静けさの中、自分自身に問い掛けながら、

しっかりと自分にとっての前を確認したあの日。

私は、私にとっての大切なものを、

しっかりと、自分の中へと取り戻したのでした。

 

あれからの私は、どれだけ成長することが出来ただろう。

 

3月に降る雪は、あれからの歩みを私に振り返らせて、

あれからの私が手にしたものが、何であるのかを問い掛けて来るのです。

 

小さくため息を吐き出しながら、

今の私の原点とも呼べる日に感じていた気持ちを思い出してみれば、

あの日の私が小さく呟いた声が、聞こえたような気がして。

 

3月に降る雪は、私に立ち止まる時間を与え、

原点を振り返らせると、やがて静かに去って行きました。

 

雪が降っていた痕跡を見つめてみれば、

此処までに忘れ物はなかったかと、こんな問い掛けが後へと続いて、

歩み方を変えてみるのも悪くはないのかも知れないと、

不意にこんな視点を持つことが出来ました。

 

各駅停車の電車から特急電車に乗り換えたような、

そんな時間の流れの中を過ごしていた私ですが、

3月に降る雪は、何処かの駅に到着したことを、

私に教えてくれたのかも知れませんね。

 

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