拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

子供の頃の私が読み返していた1冊の本

あなたへ

 

朝起きて、コーヒーを飲みながら、

空を見上げた私の中へと不意に蘇ったのは、

子供の頃に何度も読み返していた1冊の本の存在でした。

 

今でこそ、本を読む私ですが、

子供の頃の私は全くと言って良いほどに、本には関心がありませんでした。

 

だって、本を読むことって、なんだか国語の授業みたい。

そんなことよりも、もっと楽しいことをして遊ぼう。

 

読書に対しては、こんな印象しか持っていなかったあの頃の私が、

唯一、関心を持って、何度も読み返してしたのは、

おまじないに関する本でした。

 

例えば、素敵な自分になるための呪文が書かれていたり、

ラッキーなことを呼び寄せるための動作の方法が書かれていたり。

それらが書かれた本を読んでいると、なんだかとても不思議な気持ちがしたこと、

今でもよく、覚えています。

 

これは、そう。

漠然と持っていた独自の考え方を誰かに話したことはなく、

深く傷付くという経験をする前の私でした。

 

何度も読み返していた割には、特にそれを使うわけでもなかったけれど、

本を読まない私が、何故だか心惹かれるままに、

その本だけは何度も読み返していたことを、今、改めてこうして思い返してみれば、

私は、見えない力のようなものに、

とても強い関心があったからだったのかも知れません。

 

不意に蘇った記憶を辿りながら、

今日の私は、朝からとても驚いてしまったけれど、きっと、

今の私にとって、必要な何かがそこにあるからこそ、蘇った記憶だったのでしょう。

 

蘇った記憶を、またひとつ、大切に集めながら、

そこに大切な何かはなかったかと、思いを馳せてみたけれど、

今の私には、記憶以上の何かを見つけることは、出来ないままに。

 

きっと、此処から先へと歩んで行けば、いつの日か、

今の私がまだ知らない何かを、

見つけることが出来るのかも知れませんね。

 

 

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