あなたへ
こんなお姉さんがいたら、きっと楽しいんだろうな。
こんな印象の彼女と出会ったのは、
早い流れの中のでのことでした。
彼女は、とても愛情深くて、面倒見が良くて、
とても綺麗で、チャーミングで、本当に素敵な女性でした。
ハンドメイドやお菓子作り。
何故だか、彼女と私は趣味がとてもよく似ていて、
なんだか驚いてしまいましたが、
だからこそ、私は彼女に強く惹かれるものがあったのかも知れません。
海外出身の彼女には、兄弟がたくさんいるのだそうです。
日本で暮らすのは彼女だけですが、
どんなに離れていても兄弟皆、とても仲が良いのだと、
いつかの彼女は、こんな話を聞かせてくれました。
そんな彼女は、
それまでの私が知らなかった愛の形を教えてくれた人でもありました。
彼女が持つ愛情の深さは、育った環境によるものなのでしょうか。
それとも、彼女という存在だけが持つものなのでしょうか。
とても素敵な愛の形を持つ彼女のその仕草や言葉、
何気ない行動のひとつひとつは、私を魅了し続けました。
では、彼女が持つ愛の形とは、どのようなものなのかと聞かれたとしても、
そこに当て嵌まる言葉を見つけることが出来ないままでいますが、
魅せられたものを言葉に表現するということは、
それ程までに難しいものなのかも知れません。
初めて触れた種類の形であれば、尚更に、と言うこともきっと出来るのでしょう。
彼女が持つものに、
上手く言葉を当て嵌めることが出来ないままではありますが、
彼女が見せてくれた愛の形は、
それまでの私が知らなかった価値観を私に教えてくれることに繋がって行きました。
それは、とても暖かで、優しくて。
そして、強くしなやかで、品があって。
春を迎える前に、私は早い流れの中を卒業し、
今は、様々なことに挑戦しながら、自分の生き方を追求中です。
5月の風を感じながら、今日の私は、
ゴールデンウィークには、実家に帰るのだと、
とても嬉しそうにしていた彼女の笑顔を思い出しながら、
早い流れの中で出会った彼女のことを、あなたにも話してみたくなりました。
日本語がそうであるように、
海外にもまた流行りの言葉というものがあり、
暫く離れてしまうと言葉について行けなくなってしまうのだと、
いつかの彼女は、こんな話を聞かせてくれました。
今頃の彼女は、家族に囲まれて、
知らない言葉に触れながら、きっと笑っているのでしょう。
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