あなたへ
パフェが食べたい!
突然にこんな気持ちが湧き上がって来たのは、昨日の帰り道でのことでした。
どうしてもパフェが食べたくて仕方がないままだったけれど、
ひとりでパフェを食べに行く勇気も出ないままに、
ハンドルを握りながら考えていたのは、あなたのことでした。
もしもあなたがいてくれたのなら、
パフェを食べに行こうよという突然の誘いにも、
きっとあなたは快く乗ってくれて、
今日の私は、これからパフェを食べに出掛けたのかも知れないなって。
今日、此処に行きたい
今、これをしたい
例えばこんな気持ちが突然に見つかった時に、
それを叶えてくれるのは、同じ家に暮らす家族だけなんだろうなって、
こんな気持ちを見つけたのは、いつの頃のことだっただろう。
あなたがいない人生を生きるということは、
ひとりで生きるということは、
こういうことなのだと、私は様々な視点から、何度でも、
ひとりで生きることへの覚悟を決め直し、此処までを歩んで来ましたが、
まるで、私が決めた覚悟を試されているかのように、このようなことは度々訪れます。
もしもあなたが此処にいてくれたのなら、
今夜の私は、何処へ出掛けたのだろう。
どんなパフェを食べて、あなたとどんな話をしたのだろう。
見ることの出来なかった景色や聞くことの出来なかった声を思い描きながら、
ひとりで生きることを、改めて見つめた昨夜の私だったけれど、
でもね、駐車場に到着して、ふと見上げた空に、夜の飛行機が見えて。
それはきっと、
とても近くを飛んでいた飛行機だったのでしょう。
ひときわ大きく輝く星が飛んでいるみたいで、とても綺麗で。
だからね、私はこれでいいって、思えてしまったんだ。
あなたと一緒にパフェを食べに行くことは出来なかったけれど、
でも、あなたは、こうしていつでも、素敵な瞬間を見せ続けてくれるから。
これが、この人生の素敵なところなのだと、私は思うから。
さて、今日の私はね、
たくさんのスイーツを買い込んで帰宅しました。
自分好みのスイーツだけ取り揃えた、ひとりスイーツパーティです。
先日、ひとりドーナツパーティを開催したばかりだというのに、
なんだか笑ってしまうけれど、
私の甘いもの好きは、あの頃と何も変わらないようです。
ひとりでいい。
どんなに覚悟を決めても、
あなたがいてくれたのならという想いは何度でもやって来るけれど、
私は、こんなふうに、ひとつひとつ、
この人生での楽しみ方を見つけて、
ひとりで大丈夫、を何度でも見つけながら生きて行くよ。
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