拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

私が開いた新しい扉

あなたへ

 

気が付けば、あれから1ヶ月が経ちました。

此処まで、ほぼ毎日、ちゃんと続けることが出来たので、

私が開いた新しい扉についてを、今日はあなたにも話してみようと思います。

 

筋トレはね、した方がいいよ

幸せな気持ちになって、前向きな気持ちになれるんだよ

そして、自信も漲って来る

先ずは2週間試してみて欲しい

絶対にお勧めだから

 

筋トレがどれだけ素晴らしく、

良いことしかないのかをあの子が力説してくれたのは、

先月のゴールデンウィークの帰省が終わり、駅へと向かった車内でのことでした。

 

あの子の声に耳を傾けながら、先ずはやってみようかと思い立った私は、

あの子が此処から出発した日から早速、筋トレを始めてみることにしたのでした。

 

1日1時間。腕なら腕を、腹筋なら腹筋を。

決まった部位に集中してトレーニングするのだと、

あの子からこんな説明を受けた私は、

先ずは腹筋からトレーニングをしてみようと挑戦してみたものの、

思っていたよりもずっと体力が落ちていて、

今の私には20分程度が限界であることを知ったのでした。

 

自宅で出来る筋トレ方法を調べながら挑んだ20分間は、

とてつもなくキツく、苦しい時間ではありましたが、

筋トレを終えてみれば、あの子の言う通り、

幸せで、前向きな気持ちが、私の中へといっぱいに満たされて行ったのでした。

 

それ、デブパンツじゃん!

 

こんな失礼なあの子の声をきっかけにして、私は、

長くストレッチを続けて来ましたが、

ストレッチと筋トレとでは、どうやら全く異なる世界観があるようなのです。

 

この気持ちは一体、何なのだろう。

 

筋トレを終えた直後のあの、幸せで、前向きな気持ちが忘れることが出来ずに、

あれからの私は、日々、筋トレに励んで来ました。

 

この1ヶ月間、筋トレをしてみて分かったことは、

あの子が筋トレに嵌った理由でした。

 

筋肉痛を感じることが、快感であると、

いつかのあの子は、こんな話をしてくれましたが、

私にもその気持ちが分かってしまったのです。

 

トレーニングを仕立ての部位に筋肉痛を感じれば、

嗚呼・・・という変な声が漏れ出ながらも、

その痛みに満足感すら覚えてしまうのです。

 

そして、絶対に見た目は何も変わってなどいない筈なのに、

気分だけは筋肉隆々で、

それ故の自信が湧き出て来るような、不思議な感覚があるのです。

それは、これまでには感じたことのない不思議な感覚です。

 

もうね、1回筋トレしたら分かるから

絶対に辞めたくなくなるからね

 

これは、駅まで送る車内でのあの子の言葉ですが、確かに。

時々には、サボってしまいたくなる日もあるけれど、

そこでしか得られない何かが私を魅了し続け、それを思い出せば、

私は筋トレをしたくなってしまうのです。

 

以前にも、ちょっとした筋トレをしていた頃がありましたが、

今回は、あの頃のような内容とは全く異なります。

筋肉を限界まで使うことを意識するのです。

 

このような経験は初めてですが、私はどうやら、

そこでしか得ることの出来ないものを、手にすることが出来たのでしょう。

 

相変わらずに、不器用にこの人生を歩む私は、

こうして新たな自信を手にしても、

時々には、立ち止まってしまうこともあるけれど、

それでも、どん底まで堕ちた先では、

これまでには見つけることの出来なかった視点をひとつ握りしめて、

一段と強くなって立ち上がることが出来ました。

 

こうして今の私が、少し前よりも、ほんの少しだけ強くなれたのは、

実は筋トレのお陰でもあったのかも知れませんね。

 

 

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