あなたへ
あなたの夢を見ました。
絶対に見ました。
夢の中の世界から、僅かに現実世界へと近付いた場所にいた私は確かに、
その夢を反芻した筈なのです。
それはとても素敵な夢で、
やっぱり私は、あなたのことがとても好きだなって、
こんな気持ちで、見たばかりの夢を反芻した筈だったのに、
そこから僅かに眠りの中へと引き戻されて、次にしっかりと目が覚めた私は、
どんな夢を見たのかを、どうしても思い出せなくなってしまったのです。
あなたのことが、とても好き。
こんな気持ちにさせてくれた昨夜のあなたは、
私に、どんな時間をくれたのだろう。
素敵なものをひとつ、
夢と現実の間に、置いて来てしまったような気持ちで、
今日の私は悔しくて仕方がありませんが、
あなたの夢を見たことすら覚えてはいないままに、
実は私は、私が思っているよりも、ずっと多くの時間を、
あなたと共に夢の中で過ごしているのかも知れませんね。
あなたと過ごす夢は、出来れば全部、覚えておきたいけれど、
でも、今日の私の中には、確かに、
あなたへの素敵な気持ちだけが残りました。
あなたへの気持ちだけが、やけに鮮明に蘇る今日は、
夢の中で、あなたに惚れ直した日としておこうかなと思います。
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