拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

不思議な朝

あなたへ

 

朝、起きて、コーヒーを飲みながらも、

目が覚め切れないままにボーッとしてしまったのは、今朝の私です。

 

今日の私が、朝から酷く疲れを感じていたのは、

寝不足のせいであったのかも知れません。

 

筋トレを始めてからの私には、

少しずつ、良い変化が見られるようになりましたが、

睡眠不足というのは、それらを無かったことに出来る程の、

ある種の力のようなものが、きっとあるのでしょう。

 

気合いだけでなんとか起き出したものの、

いつもよりも重く感じる体は、

なんとか前を向こうとする私の思考を一時停止させて、

私にため息を吐き出させて。

 

気持ちの良い朝とは言えない朝を迎えてしまった今朝の私は、

今日1日が、いつもよりも長く、そして、

辛く感じる1日となるであろうことを覚悟したのでした。

 

そんな私がふと窓の外を見ると、私の視界に入ったのは、

ベランダの手すりに止まり、こちらをジッと見つめる1羽の雀でした。

 

え?こっち見てる?

うん、見てるよね、え?

 

こちらをジッと見つめる雀がとても気になったのは、

これまでの人生の中で、雀に見られるという経験が、

なかったからなのかも知れません。

 

今朝の私は、こちらをジッと見つめる雀から、目が離せないままに、

雀と見つめ合うという初めての経験もしました。

 

ただ静かに、互いに見つめ合った数秒間の後、

何事もなかったかのように飛び去った雀を見送ると、

私は漸く、出掛ける準備に取り掛かることにしましたが、

偶然でしょうか。

 

動き始めると間も無くから、なんだか体が急に軽くなって、

つい先程までしていた筈の覚悟などなくとも、

今日もきっと元気に過ごせるだろうと、ふと、こんな気持ちを見つけたのでした。

 

急に気持ちが切り替わった瞬間というのは、

不意に新たな視点までもが見つかるものなのかも知れません。

 

体が軽くなると共に、ふと、

今の私にとって必要な、新たな視点までもがひとつ見つかって。

つい先程までの重苦しい気持ちから一変し、

晴れやかな気持ちのする朝へと変わったのでした。

 

今朝は、なんだかとても不思議な朝でしたが、

そのお陰なのか、今日の私もまた、元気に歩むことが出来ました。

 

雀と目が合うと、良い1日を過ごせる。

 

今朝の私は、こんな素敵なジンクスをひとつ、

発見することが出来たのかも知れませんね。

 

 

www.emiblog8.com

 

 

1ページ目はこちらより↓↓

拝啓、空の彼方のあなたへ - 拝啓、空の彼方のあなたへ