あなたへ
はいどーも!元気だった?
電話の向こう側から、
こんなあの子の声が聞こえて来たのは、先日のことでした。
とても忙しくしていたのだというあの子との電話は、
1ヶ月と少し振りとなりましたが、相変わらずにあの子は、
前回からそれまでの自身についての活躍を、
とても楽しそうに話して聞かせてくれました。
あの子が手掛ける大きな仕事が、
漸く、第一段階を迎えることが出来たこと。
翌日からは、別な案件に忙しくなることと、
それに対する意気込み。
そして、超多忙な最中、あの子は、
社内コンペで賞をいただいたのだと、こんな弾んだ声も聞こえて来ました。
2倍3倍に魅せるだけのプレゼン能力がある。
これは、あの子が学生時代の頃に、先生から掛けられた言葉でしたが、
きっと、社会人3年目を迎えたあの子は、
更にその腕に磨きが掛かっているに違いありません。
社内コンペでのプレゼンは、
先輩たちからたくさんのお褒めの言葉をいただいたのだと、
あの子はとても嬉しそうに話してくれました。
私があの子のプレゼンをする姿を最後に見ることが出来たのは、
専門学生の頃の、オンライン授業参観でのことでした。
親バカ目線であることは重々承知の上ですが、
独自の力強さが宿るあの子のプレゼンには、
聞き手を惹きつける魅力を感じていました。
あれからのあの子のプレゼンは、更に磨きが掛けられているに違いありません。
社内コンペなる場所での活躍も、見てみたかったのが本音ではありますが、
私はもう、あの子の活躍をこの目で見ることはないのでしょう。
少しだけ寂しいけれど、これもまた、あの子が立派に大人になって、
ひとりで歩めるようになった証でもあるのだと感じています。
褒めて褒めて、褒めちぎって。
今回もまた、私はあの子の中へたくさんのお守りを詰め込みながら、
大切に、あの子の声に耳を傾け続けたのでした。
さて。
前回のあの子との電話から、今回までの間には、
私も自分の大きな成長を感じることが出来ました。
私が大きな成長を遂げれば、
実は遠くで、あの子は更に大きな成長を遂げている。
なんだかとても不思議ですが、
きっとこれが、あの子と私の関係性なのかも知れないと、
今回の私は、こんな視点を見つけました。
これもまた、
私たちが魂が繋がっている証拠でもあるのかも知れません。
あの子と私は、こんなふうに、無意識にも、
どこか切磋琢磨し合いながら、
互いの人生を歩むような関係性なのかも知れませんね。
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