拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

くだらない話と大発見

あなたへ

 

どうして犬のことはワンちゃんって呼ぶのに、

猫をちゃん付けで呼ぶ時には、猫ちゃんなんだろう。

 

これは、信号の待ち時間に、

何気なく犬の散歩をしている方を見つめながら、

不意に湧き上がった疑問でした。

 

なんとなく持った小さな疑問は、私の中に留まり続けて、

そのまま私は、様々な動物の呼び方についてを考えてしまいました。

 

ゾウさん、キリンさん、クマさん、ライオンさん、

リスさん、鹿さん、豚さん、カバさん。

 

こうして色々な動物の呼び方を並べてみると、

ちゃん付けで呼ばれているのは、犬と猫が一般的で、

その他の動物には、さん、という呼び方が結び付くような気がしました。

 

因みにだけれど、馬のことは、お馬さんって呼ぶけれど、

牛は、牛さんであって、お牛さんとは呼ばないし、

猿のことはお猿さんって呼ぶけれど、

チンパンジーとか、ゴリラに関しては、もはや呼び捨てよね。

 

どうして、お、を付ける動物と、付けない動物がいるのだろう。

そして、呼び捨ての基準とは、どこなのだろう。

 

今日の私が考えていたことを、こうして改めて文字にしてみると、

なんだか実にくだらないことを考えてしまったような気もしますが、

もしも今日、私の隣にあなたが居てくれたのなら、

私のこんなくだらない話もきっと面白がって、

あなたは更に、新たな疑問を増やしてくれたのでしょう。

 

あなたの声が聞こえないままに、文字を綴りながら、

ひとつ、気が付いたことがあります。

 

全体的に、動物園なんかで会える動物たちは、さん付けで呼ばれ、

家族として迎えられることの多い、犬や猫は、

ちゃん付けがされるのかも知れません。

 

ちゃん付けと、さん付けの境界線。

それは、遠い存在であるのか、

または、近い存在であるのかの差なのかも知れませんね。

 

普段の私は、動物に対して、

ちゃん付けや、さん付けをして呼ぶことは、あまりありませんが、

この人生の中で、一時だけそのように呼んでいたのは、

あの子が幼かった頃のことでした。

 

あの頃の私は、深く考えることもないままに、呼び方を使い分けていましたが、

実は、私たちにとって、身近であるのか、

そうでないのかで、無意識に使い分けをしていたのかも知れません。

 

お、を付ける動物と、そうでないもの。

呼び捨てと、さん付けの境界線は分からないままではありますが、

今日の私は、ひとつ、大発見をしたのかも知れません。

 

さて、様々な疑問を持つ発端となった、

ワンちゃん猫ちゃん問題についてですが、

犬猫と人間との歴史についてを少しだけ調べてみれば、

猫と人間の歴史よりも、犬と人間の歴史の方が古く、

人間が初めて家畜化した動物が犬だったという歴史があるようです。

 

様々な動物の呼び名についてを考えてみれば、

犬だけが、特別にワンちゃんと呼ばれているような気がします。

 

もしもそこに理由があるとするのなら、

人との歴史が関係しているのかも知れないと、こんなふうに考えてみました。

 

幼い頃から、犬や猫と暮らして来たあなたなら、こんな私の言葉に、

どんな声を聞かせてくれたのでしょうか。

 

 

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