あなたへ
絶対に堕ちない
これは、今月の初めに立てた私の目標でした。
前を向いて歩んでいた筈なのに、些細なことで、
または、何もなくとも突然に気持ちが堕ちて、立ち止まってしまう。
こんな時間は、これまでに何度くらい経験して来ただろう。
光を見て歩んでいた筈なのに、突然に暗闇の中へと突き落とされて。
堕ちて、堕ちて、堕ちて。
何処までも堕ちて行ったのなら、今度はそこから這い上がって。
何度もそこにある気持ちを感じ切りながら、
それでも私にとっての前を見失うことはなく、
私は、ちゃんと前を向いて、また歩み始めるのです。
何度も繰り返しやって来た、堕ちる、という経験を通して、
不意に新たな視点を見つけたのは、間も無く7月を迎える頃のことでした。
どんなに堕ちても、私はどうせまた前を向く。
結局私は、私が目指す場所を向いて歩み出すのよ。
それなら、堕ちて立ち止まる時間は、
時間の無駄使いなのではないかなって、ふと、こんな気持ちを見つけたのです。
そうして、
それなら先ずは1ヶ月間、堕ちないで、歩んでみよう。
こんな目標を立てたのでした。
疲れが溜まれば、思わずため息を吐き出す日もあるけれど、
疲れることと堕ちることは、きっと全然違う。
疲れたのなら、疲れたと言えば良い。
疲れたのなら、ゆっくりと休めば良いだけだもの。
でも、気持ちが堕ちて、立ち止まることだけは、なしにしてみよう。
こんなふうに自分の中でルールを決めて、私はこの7月を歩みました。
この1ヶ月間の間に、一度だけ、
不意に漠然とした、
何とも言えない不安な気持ちを見つけてしまった日があったけれど、
そんな時には、いつもよりもより一層に筋トレへと励みました。
幸せな気持ちのする例のアレを、
まるで秘密兵器であるかのように私の中から引き出せば、
気持ちがスッキリと整って、
ほんの数分前まで私を襲おうとしていた漠然とした何かは、
私の中でどんどん小さく萎んで行ったのでした。
今日で7月が終わりを迎えます。
今月の目標をしっかりと守り歩むことが出来た私は、
思えば、これまで見つけることのできなかった角度からの新たな視点を見つけながら、
大きく成長し、
なんだか新しい自分を発掘出来たような気もしています。
梅雨が明けて、少しずつ聞こえ始めた夏の音に耳を傾けながら、
今日の私は、この1ヶ月間を振り返り、
自分の成長をしっかりと反芻しながら、
この夏の私は、幾つくらいの新たな視点を見つけて、
どんな自分へと成長することが出来るだろうかと、
此処から先で、きっと出会うことの出来る自分の姿を思い描きました。
1ページ目はこちらより↓↓