拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

あの子のお盆休み -2025-

あなたへ

 

今日で、あの子のお盆休みが終わりを迎え、

先程、駅まであの子を送り届けて来ました。

 

今回のあの子のお盆休みは、

なんだか一段と、バタバタと過ぎてしまったような気がしています。

 

どうしても、

やらなければならない仕事が入ってしまったのだと言うあの子は、

今回、予定よりも1日遅れでの帰省となりましたが、

今回のあの子の帰省の中には、パソコンに向き合いながら、

時に電話対応をするあの子の姿が散りばめられました。

 

電話対応中のあの子の言葉からは、

その大きな成長を感じることが出来ました。

あの子は、本当に立派な社会人になりました。

 

仕事に向き合うあの子の姿を、すぐ側で見守ることが出来たことは、

とても貴重な時間でもあったと思います。

 

あの子が仕事に向き合う姿を見つめた時間。

 

あの子と一緒に、あなたの実家へと出掛けた時間。

 

あの子の専属運転手になった時間。

 

いってらっしゃい

行ってきます

おかえり

ただいま

 

相変わらずに、

出たり入ったりを繰り返すあの子との挨拶を交わす時間。

 

合間に流れるのは、相変わらずな私たちの、

どこまでも続くお喋りの時間。

 

こうして文字にしてみれば、いつものあの子の帰省中と変わらずに、

確かに様々な時間があった筈だけれど、

それらが凝縮された今回のあの子の帰省には、

余白が全くないままに、

終わりの日を迎えてしまったような気がしています。

 

例えば、今年のゴールデンウィークのあの子の帰省中には、

あの子が此処にいられる日数を数えて、

私は密かに寂しさを感じたりもしていましたが、

今回のあの子の帰省中には、そんなふうに、

立ち止まる暇さえもなかったようにも感じました。

 

今回のお休みは、

なんだか忙しいままに、終わってしまったね

 

あの子と2人で、このお盆休み中を振り返りながら、

漸く寂しさを感じたのは、今日のことでした。

 

あの子を駅まで送り届け、

ひとりで帰って来た時に見えた部屋の広さは、

ほんの少し前までの私にとって、いつもの広さであった筈なのに、

やけに広過ぎるような気がして。

 

帰っちゃったんだねって、小さく呟けば、

自分の声が、やけにこの部屋の中へと響いて聞こえるような気がして。

 

いつもの私であるのなら、

この時間が、一番寂しくて仕方がない時間である筈なのに、

しっかりと寂しさを感じれば、

次の瞬間に私の中へと見つけたのは、

しっかりと此処から先を見据えて、

やる気に満ち溢れる自分の気持ちでした。

 

つい先程まで、寂しがっていたあの子もきっと今頃、

しっかりと前を見据えるあの子へと、切り替わっているのかも知れません。

 

時間の流れも、気持ちの切り替わりも、全てが早回し。

 

今年のあの子のお盆休みは、

これまでには体験したこともないような、

不思議な時間の流れの中を過ごしていたようにも感じています。

 

それでも、この胸の中にはしっかりと、

たくさんのあの子の笑顔を集めることが出来ました。

 

あの子の笑い声を、

そして、社会人としてのあの子の声を、

あなたも一緒に聞いていたでしょうか。

 

あの子は、本当に立派な社会人になりましたね。

 

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