拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

いえ、盛ってなどいません

あなたへ

 

店舗の駐車場へ車を停めて、店内へと歩いていた私の視界に入ったのは、

とても大きな枯葉、の筈だったのに、よく見てみれば、

とても大きな蛾であったことに気が付いて、

盛大に飛び上がってしまったのは、先日の私でした。

 

大きさを例えるのなら。

そう。私の手の指をいっぱい広げても、まだ足りないくらいの大きさ、

と言えば、想像がつくでしょうか。

 

いえ。盛ってなどいません。本当なのです。

 

人というのは、例え苦手なものであったとしても、

目を疑うようなものであれば、

それを何度も見てしまうものなのかも知れません。

 

あの日の私は、特大の蛾との距離を最大限に取った上で、

店の入り口を目指しながらも、思わず、何度もチラ見してしまいました。

だって、あんなに大きな蛾は、生まれて初めて見たもの。

 

あの日のことを、何気なく思い出してしまったのは、今日の私ですが、

そんな私の中へと蘇ったのは、いつかのあなたの声でした。

 

おにぎりくらいの大きさの蜘蛛がいてさ

 

あなたがこんな話を聞かせてくれたのは、

いつの頃のことだっただろう。

 

初めは、おにぎりが歩いているかと思って、何回も見ちゃったよと、

こんなあなたの話に耳を疑いながら、

実は私を怖がらせるために話を盛っているのではないかと、

あなたのことも密かに疑っていましたが、

きっとあの日のあなたの言葉もまた、本当だったのでしょう。

 

今更ですが、あなたのことをこっそりと疑ってしまって、ごめんなさい。

 

あの頃の私は、私たちが暮らすこの辺りでは、

大き過ぎる虫は存在しないものだと思っていました。

ですが、どうやら本当に、存在してしまうようです。

 

とても残念ではありますが、

虫が苦手な私は、相変わらずに、それを見つける能力が人類トップレベル。

 

虫との遭遇は、嬉しくはありませんが、この能力のお陰で私は、

瞬時に苦手な虫と距離を置くことが出来るわけです。

この特殊能力には、感謝せねばなりませんね。

 

とは言え、この能力がこれ以上、磨かれてしまわないように、

虫たちとの遭遇は、なるべく遠慮させていただきたいものです。

 

 

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