拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

再び現れた黒いアレ

あなたへ

 

ねぇ、あなた。どうしてなのでしょうか。

どうしてこうも我が家には、

忘れた頃になると、恐怖の瞬間がやって来てしまうのでしょうか。

 

今年の私は、立派に、大きな試練をひとつ乗り越えた筈だったのに。

まさかまた、予期せぬ事態が発生するだなんてね。

なんだかもう!ですよ。

 

それは、昨夜のことでした。

あなたへの手紙を送り終えて、ホッと一息吐いたところで、

私の視界の隅に映ったものは、何だったと思いますか。

 

まるで初めからずっと此処にいたのだと主張するかのように、

微動だにしないアレは恐らく、カメムシらしき生き物に違いありません。

 

不意に視界の隅に映り込んだ黒いそれは、一体いつから、そこにいたのでしょうか。

 

もう、私は、大きなため息を吐きましたよ。

だって、あなたへの手紙を送り終えて、一息吐いたところで、

黒い物体が視界の端に映るというこのくだり、今年で2回目です。

なんですかコレは。

 

見なかったことにするという選択肢が一瞬、頭を過ぎるのは、

相変わらずではありましたが、

勇敢に戦う決意をするまでに、そう時間が掛からなかったのは、

今年の私が、あの悍ましい戦いの中で、

立派に勝利を収めることが出来たからなのかも知れません。

 

戦闘体制を整えるべく、ビニール袋を取りに行きながら、

戦いの手順をしっかりと反芻しました。

 

そう。先ずは、敵との距離を保ったまま、声掛けて、

それからゆっくりと、ビニール袋を被せるのです。

 

深呼吸をして、しっかりと心を整えて。

私は、カメムシらしき生き物との戦いを決意したのでした。

 

外へ出してあげるから、動かないで

 

視界の隅へと捉えたカメムシらしき生き物へ呼びかけをしてから、

ゆっくりとビニール袋を被せる。

ここまでは、スムーズに進めることが出来ましたが、何故でしょうか。

 

今回のカメムシらしき生き物は、ビニール袋を被せても、

全く動く気配がないではありませんか。

 

もしかしたら、アレですか?

 

気分だけは、いつでも筋肉隆々な私の姿に、

敵は恐れを成して動けなくなってしまったということなのでしょうか。

 

これでは埒があきません。

そこで私は、袋を被せたまま、敵へと呼びかける作戦に出ることにしました。

 

大丈夫、何もしないから

さぁ、袋の中にお進みください

さぁ!どうぞ!!

 

すると、どうでしょうか。

敵はゆっくりと、ビニール袋をよじ登り、袋の中へと入って行ったのです。

 

そうです!そうです!!

もっと袋の奥の方へとお進みください

 

ビニール袋越しに、カメムシらしき生き物へと掛けた私の声は、

夜の静かな我が家の中に、響き渡りました。

 

そうして、カメムシらしき生き物を、

ビニール袋の出来るだけ奥の方まで誘導することに成功した私は、

無事にカメムシらしき生き物を外へと連れ出すことにも成功し、

光の速さで窓を閉めたのでした。

 

今回の対処時間は、恐らく数分間。

 

昨年、取得した技術が、

しっかりと身に付いていることを確認出来た時間ともなりましたが、

私はもう、自分のテリトリー内での虫との遭遇という試練に関しては、

学ぶことは何も残ってはいないと思うのです。

 

今年はもう、いえ、来年も、再来年も、

平穏な夜だけを過ごして行けたらと、願うばかりです。

 

 

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