あなたへ
それは、先日のことでした。
静まり返った我が家の中に、突然に聞こえたのは、カサッという小さな音でした。
それがあなたへお供えしたお菓子が動いて鳴った音だと直ぐに気が付いたのは、
私が家族の部屋にいる時に音が鳴ったからでした。
窓は閉めてあったし、風がないにも関わらず、
お供えしてから随分と時間が経ってから、お菓子が動くだなんてあり得ない。
でも、私は以前にも一度、似たような経験をしているのです。
あの時は、不思議な現象だとはっきりと分かるように、
あなたへお供えしたお菓子が落ちていましたが。
あの時の私は、それが起きた意味が分からないままにいましたが、
やはりあなたは、何か私に伝えたいことがあるのではないかと、
そんな気がして、手を合わせれば、
私の胸の中には、言葉を持たないままの、ただただ幸せな気持ちだけが、
いっぱいに満たされて行きました。
ねぇ、あなた。
あれは一体、何だったのでしょうか。
あの日のカサッという小さな音を思い返せば、
きっと、私が近くにいたからこそ、起きた現象だったのだろうと思います。
ですが、それが起きた明確な意味は、今回もまた、分からないままに。
前回、お菓子が落ちた時には、様々に仮説を立ててみましたが、
やはり、そちら側でのあなたは、
何か特別な力を手に入れて、それを使う練習でもしているのかしら。
それなら、そのうちあなたへお供えしたお菓子が宙に浮いたり、
あなたへ淹れたコーヒーが飲み干されていたりと、
そんな現象が起こる日もやって来るのでしょうか。
怖がりな私ではありますが、
そこにあなたの力を感じるのであれば、私は怖くない。
あり得ない現象を目の当たりにしたとしても、
きっと私は、驚いた後に、笑ってしまうのでしょう。
この人生の中では、あと幾つくらいの、
こんな不可思議な現象を見つけるのでしょうか。
もしも、この不可思議な出来事たちを集め続けることが出来たとしたのなら、
いつか私は、そこに隠された意味を、
漸く見つけることが出来るのかも知れませんね。
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