あなたへ
疲れた！今日はもう駄目！寝る！
こんな私の大きな独り言が、静かな我が家に響いたのは、先日のことでした。
とにかく疲れ過ぎていたあの日の私は、
筋トレも、そしてストレッチも、全てをお休みして、
寝支度を整え、即、眠りに就くことにしたのでした。
しっかり休めば、きっと明日にはまた元気になるから。
こんな気持ちで眠りに就いた筈だったのに、
翌日の私の身体からは、全く疲れが抜けておらず、
朝から、身体も頭も重いままで、1日を過ごすことになってしまったのでした。
何故、今日の私はこんなにも疲れているのだろうかと、
重い頭で考えてみれば、思い当たったのは、
前日に、全く体を動かさずに眠ってしまったことでした。
以前の私は、いつもこんなに重い身体を引き摺って、
頑張っていたのかも知れないなと、
あの日の私は、こんなことを、ぼんやりと考えていました。
筋トレを始めた当初は、ほぼ毎日続けるという向き合い方でしたが、
気が付けば、ほんの僅かな時間だけであっても、
毎日、身体を動かしてから休むという形へと変わって行きました。
思えば、全く何もせずに眠ってしまったのは、
恐らく数ヶ月振りでしょうか。
あの日の私は、いつの間にか日課へと変わっていたその全てをしなかったことで、
過去の自分の身体を体感していたのかも知れません。
あの日の身体と頭の重さには、本当に驚きましたが、
あの出来事は、私はそこに意識を向けていなくとも、
軽やかに歩める身体へと整え、日々を歩んでいたのだと、
気付かせてくれた出来事でもありました。
私にとっての筋トレとは、内面だけが筋肉隆々になれれば良いものであり、
そして、ストレッチに関しては、
筋肉を正しく使うために行うものというのが、
今の私の中での位置付けとなりましたが、
私は、自分でも気付かぬうちにいつの間にか、
私が得たかった以上のものを得ることが出来ていたようです。
筋トレか
ちょっと面倒だよね
私の中に、こんな気持ちが僅かに過ぎったのは、
あの子のゴールデンウィーク終わりの日の車内でのことでした。
筋トレについてを力説してくれたあの子の声に耳を傾けながら、
先ずはやってみようかという気持ちとは裏腹に、
実はあの時、ほんの少しだけ、面倒臭さも過っていたのです。
そんな気持ちを振り切って、思い切って始めてみれば、
知らなかった気持ちを知り、いつの間にか、虜になって。
あれからの私は、様々に自分の変化を見つけて来ましたが、
またひとつ、思いもしなかった変化を見つけることが出来ました。
あの日、あの子が筋トレについてを、熱く語ってくれたお陰で、
私は今、軽やかに日々を歩めています。
本当にあの子は、
私の歩む道を何処までも明るく照らしてくれる存在です。
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