あなたへ
あの夏からの私は、どれだけの痛みを知っただろう。
何のきっかけからだったのか、あの日の私は、
あなたを見送ってから知った痛みの数々を振り返っていました。
死別の悲しみはきっと、乗り越えるものではなく、
向き合い続けるものなのだと、自分の中で、
こんなふうに痛みと向き合い続ける覚悟を決めた私は、
その時々で、始めて知った新たな痛みと向き合い続けて来ました。
あの夏から、どんなに先へと歩んでも、
あの夏の私がまだ知らなかった新たな痛みが、やって来て。
何度、しっかりと前を向き直しても、知らなかった痛みを見つければ、
心が何処かに行ってしまう日だってありました。
それでも、何度でも、前を向き直し、
この人生に、しっかりと向き合える自分へと成長することが出来たから、
知らない痛みがやって来るとも言えるのかも知れないと、
あの日の私は、ふと、こんな視点を見つけたのでした。
新たな痛みを知るには、実は成長を重ねる必要があって、
成長することが出来なければ、
新たな痛みを知ることがないままに、
人生を終えてしまうことでもあるのかも知れないなって。
私が今、どれだけ成長することが出来ているのか、
その数値を測ることは出来ないけれど、
もしも、これから先で、新たな痛みを知ることが出来たのなら、
それは、ある種の成長の印でもあるのかも知れないと、
あの日の私は、静かに、こんな視点をひとつ、集めたのでした。
今日は、あの日の私が集めた、新たな視点についてを、
あなたにも話してみたくなりました。
これまで見つけることの出来なかった新たな視点を持つことが出来た私は、
これからもきっと知るのであろう新たな痛みを見つけた時、
これまでとは少しだけ違った視点を持って、
向き合うことが出来るのかも知れませんね。
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