拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

あの子と私のそれぞれの今

あなたへ

 

近頃のあの子の様子を知ることが出来たのは、

短いメッセージのやり取りの中でのことでした。

 

忙し過ぎる

 

あの子から届いたこんなメッセージを見つめながら、あの日の私は、

一段落が付いた段階から、

また新たな段階へと移り変わったのであろうことを感じたのでした。

 

忙しさに変わりはなくとも、

知らなかった視点を持つ前と、持った後では、きっと違う。

 

自分の時間を過ごす大切さを知った今のあの子はきっと、

新たな形へと整えられたあの子として、多忙な日々を送っていることでしょう。

 

日々、とても忙しく過ごしているけれど、

体調は万全で、元気に歩んでいるという内容のメッセージに、

私は、精一杯のエールを送り、

あの日は、短いやり取りを終えたのでした。

 

最近のあの子の様子から見てみれば、あの子からの電話は、

きっと暫く、掛かっては来ないのでしょう。

 

いつの頃からか、あの子からの電話が掛かって来る時は、

私にとっての新たな成長の時なのだと、

こんなふうに感じるようになりましたが、

この現状を、少しだけ別な視点から見てみるとするのなら、

今は私にとって、自分が集めた視点で物事を見つめながら、

しっかりと歩む時だと捉えることも出来るのかも知れません。

 

私が大きな成長を遂げた時は、

実は遠くで、あの子も更なる成長を遂げている時。

 

私たちには何故だか、こんな不思議な繋がりがあるのだと、

いつかの私は、こんな発見をしましたが、

私は私の道をしっかりと歩まなければ、きっと、

いつでも力強く前へと歩むあの子に置いて行かれてしまうのでしょう。

 

次回の電話では、あの子のどんな声を聞くことが出来るだろうかと、

楽しみに思い描きながら、

今日の私は、あの子からのメッセージを改めて見つめ直しながら、

しっかりと前を向き直しました。

 

次にあの子からの電話が掛かって来る時は、どんな声を聞き、

どんな視点を見つけることが出来るのでしょうか。

 

あの子の元気な声が聞こえる日を楽しみにしながら、

私もまた此処からしっかりと歩んで行こうと思います。

 

 

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