拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

枯葉の上を歩きながら

あなたへ

 

夜の銀杏の木を見つめながら、思えば今年の私はまだ、

昼間の銀杏の木をゆっくりと眺めていなかったと、

こんなふうに気が付いたのは、昨日の私でした。

 

思えば、日々、忙しなく過ごしていた私は、

信号の待ち時間に、黄色く色付いた遠くの銀杏の木を眺めるばかりでした。

 

今日の私は、昨日のゆっくりとした時間から一変し、

バタバタと過ごしていましたが、

用事のついでに、少しだけ、いつもの公園へと寄り道をすることにしました。

 

いつもの公園へと足を運んだのは、いつ振りだっただろう。

 

いつの間にか、たくさんの枯葉で埋め尽くされた地面を見つめながら、

今日の私は、改めて、季節の巡りを感じました。

 

枯れ葉がたくさん集まった場所を歩けば、新たな季節の始まりの音がして。

なんだかそれが楽しくて、今日の私は、

態と、枯れ葉が集まる場所を歩いては、その音を楽しむという、

なんだか子供みたいな散歩の仕方を楽しんでしまいました。

 

季節には、それぞれに何かの特別な力があって、

それはそのまま音となって、私たちに届いているのかも知れないと、

音という視点から、季節を見つめてみたのは、今年の夏のことでした。

 

あの日の私は、形のあるこの世界に、

音という、形がないものが存在することは、

この世界を更に美しく装飾されているようにも感じたと同時に、

形のあるこの世界に、何故、

形として残すことも、触れることも出来ない音が存在するのだろうかと、

こんな小さな疑問を持ったのでした。

 

音、温度、香り。

 

音という視点から、

この世界に存在する目には見えないものへと視野を広げてみれば、

これらの見えないものというのは、

実は、あなたがいるそちら側と繋がる何かなのかも知れないと、

今日の私は、枯葉の上を歩きながら、こんなことを考えていました。

 

目に見えないものは、とても不思議です。

 

形に残すことが出来ないにも関わらず、

香りは記憶を呼び覚ますし、

ふとした時に、あなたによく似た温度を感じることがあります。

 

あなたを見送ってからの私は、様々な不思議な体験を通して、

少しずつ、この世界への見方が変わって行きましたが、

だからこそ私は、目には見えないものに、

興味を惹かれるようになったのかも知れませんね。

 

 

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