拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

チョコレートが入っているキャンディの話

あなたへ

 

ねぇ、あなたは、

中にチョコレートが入っているキャンディを知ってる?

外側は透明なキャンディでさ、中にチョコレートが入っているの

あれは、なんていう名前のキャンディだったかな

 

もしも今、あなたと話をすることが出来たのなら、

こんな私の声に、あなたはどんな言葉を返してくれたのでしょうか。

 

何の脈絡もなく、突然に思い出したこのキャンディは、

私が子供の頃に好きだったものでした。

 

一度、記憶が蘇れば、とても気になって、

買い物ついでにキャンディコーナーを隈なく捜索してみましたが、

それらしいものは見当たらずに。

 

私が知らぬ間に、過去のものとなってしまったのか、

または、私が行ったスーパーには置いていなかったのかは分かりませんが、

買えないとなると、余計に気になってしまうこの気持ちは、

あなたも分かってくれるでしょうか。

 

昔、こんなキャンディあったよね

 

もしも今、此処にあなたが居てくれたのなら、

今夜の私はきっと、蘇ったばかりのキャンディの話をしたに違いありません。

 

こうしてひとつ、昔、好きだったお菓子についての話題を出せば、

今夜の私たちは、更に懐かしいお菓子についてを話し合ったのかも知れませんね。

 

ねぇ、あなたが子供の頃は、どんなお菓子が好きだった?

 

こんな私からの質問には、

あなたはどんな答えを聞かせてくれたのでしょうか。

 

いつでも前を向いて、未来を思い描いていたあの頃の私たちは、

過去を振り返ることなんて、殆どしたことがなかったけれど、

やがて我が子が巣立ち、再び2人だけの時間が私たちにやって来ていたのなら、

今度は互いの過去を集める時間も、

私たちにとっての大切な一部となっていたのかも知れません。

 

一緒に歳を重ねることというのはきっと、

そのようなことでもあるのだと思います。

 

今日の私は、

どうしても食べたかったキャンディを見つけることが出来なかった代わりに、

モンブランのシュークリームを買いました。

それは予想を軽く超えていて、私好みの美味しさで。

 

こうしてまたひとつ、

聞いてみたかったあなたの声を見つければ、

やっぱりあなたに逢いたくなってしまうけど、

今日は、絶対にまた買おうと決めたシュークリームに出会うことが出来たから、

今日のところは色々と、これで良いかなと、

なんだかひとりで納得してしまいました。

 

私はきっと明日からも、元気に歩んで行けるのでしょう。

 

 

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