拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

大切な人の死を受け入れる

あなたへ

 

不意に私の目に飛び込んで来たのは、

大切な人の死を受け入れる、という文字でした。

 

思わず、その文字を何度も辿ってしまったのは、

受け入れる、という言葉が、

とても気になってしまったからだったのかも知れません。

 

ねぇ、あなた

私は、あなたの死を受け入れたのかな

 

小さく呟いてみれば、何故だか、胸の奥がギュッと締め付けられて。

これまで感じたことのなかった痛みを、静かに感じ切ってみれば、

それは、私に考える時間を作らせました。

 

あなたの死を受け入れたのかと問われたとしたのなら、

頷くことは出来なくて、

でも、あなたの死を受け入れていないのかと問われたとしたのなら、

なんだか考えてしまう。

 

それなら、私は何を受け入れ、何を受け入れていないのだろうかと考えてみれば、

私が受け入れられるようになったのは、自分の人生であり、

私は、あなたの死を受け入れては、きっといないのだと思いました。

 

あの夏からの私は、時間を掛けて、少しずつ、様々な視点を見つけながら、

自分の人生と向き合えるようになり、

やがて、自分の人生を受け入れられるようになって行ったけれど、

あなたの死に関して言うのなら、それは私にとって、

向き合い続けるものに他ならず、

乗り越えるものでも、受け入れるものでもないのかも知れません。

 

自分の人生を受け入れることは、

この人生に大きく関わってくれたあなたの死に対しても、

受け入れているようにも思えるけれど、

きっと私にとってのそれは、全くの別物であり、

私は、あなたの死に対して、乗り越えようとも、

受け入れようとも、していないのかも知れないと、

不意に目に飛び込んで来た文字は、私に、

これまでの私が知らなかった視点から、自分自身を見つめさせてくれました。

 

きっと、大切な人の死との向き合い方は、それを経験した人の数だけあって。

大切な人の死を、乗り越えなくとも、そして、受け入れていなくとも、

こうしてちゃんと、前を向いて歩むことが出来るものなのかも知れませんね。

 

これがきっと、私が見つけた、私だけの向き合い方。

あの夏から先へと歩んだ私は、その時々で、自分という形を見つめて来たけれど、

これが、今の私の形、とも言えるのかも知れませんね。

 

 

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