拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

2026年の空を見上げながら

あなたへ

 

2026年を迎えたけれど、

思えば、あの頃の私が思い描いた今ではなかったなと、

青く澄んだ空を見上げたのは、先日のことでした。

 

あの日の私が思い出していたのは、いつかのあの子と一緒に、

空飛ぶ車が上空を通過する様子を思い描いた日のことでした。

 

あれは、あの子が幾つの頃だっただろう。

 

お母さん、見て!空飛ぶ車だって!

こんなあの子の声に、テレビを見つめ、やがて私たちは大興奮。

 

いつかは、空を飛ぶ日が身近な未来がやって来るのだろうと、

あれからの私たちは、空飛ぶ車についてを様々に、話し合ってみたのでした。

 

あの頃の私は、数年先の未来には、

空を見上げれば、時々には、車が飛んでいる様子を見られるのかも知れないと、

そんな未来を思い描いていました。

 

その頃のあの子はきっと、遠い場所へと巣立っているけれど、きっと直ぐに、

移動の選択肢の中に、空飛ぶ車という選択肢が入るのだろうから、

あの子がどんなに遠くへ巣立って行っても、きっと、寂しくはないって。

 

2026年を迎えたばかりの今現在、相変わらずに、空はとても静かだし、

あの子の帰省もまた、相変わらずに電車だけれど、

こうして振り返ってみれば、あの頃の私が思い描いた未来は、

あの頃の私が密かに抱えていた数年先の未来への寂しさを、

軽減してくれるものでもありました。

 

あの日のあの子が、偶然見つけてくれた空飛ぶ車の存在は、

実は、あの頃の私が密かに抱えた寂しさを、そっと取り除いて、

楽しみへと変えてくれるためのものでもあったのかも知れませんね。

 

まだ此処に、あの頃の私が思い描いた空は見えないけれど、

20年前、30年前の私が想像もしていなかった未来が此処にあるように、

きっといつかは、驚くような空の形を見つける日がやって来るのでしょう。

 

その頃のあの子は、そして、私は、

どんなふうに成長しているのでしょうか。

 

 

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