拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

お得パック人生

あなたへ

 

実にお得ですよ。

こちらのパックですと、

たったの16年間の間にですね、

あなたにとっての必要なもの全てが詰まっております。

 

困った時、悩んだ時。

そして、なんと、

あなたが年を重ねてから聞いてみたかった台詞までもが、

この16年間の間に詰まっているわけです。

これで、寂しくなっても安心ですね。

 

人生とは、長い旅路のようなものでございます。

山があれば谷もあり、晴れの日があれば、雨が降る日もございますが、

こちらの16年間お得パックをご契約いただければ、

どんな時でも、あなたの側に寄り添い続ける言葉が、想いが、

そして愛が溢れた人生を過ごすことが出来るのです。

 

いかがでしょうか。

挑戦してみませんか?

しますよね?

 

してみましょう!

 

さぁ、あなたは、どんな人生を送りたいですか?

何に挑戦したいですか?

あなたの人生が素晴らしいものでありますように。

お祈りしております。

 

これは、先日の私が考えた、

生まれる前の私に向けた、

あなたと過ごす時間に対するセールストークです。

 

先日の私は、16年間の間に、

あなたが詰め込んでくれていたものを振り返っていました。

 

思えば、あなたと過ごした16年間は、

ずっと先の未来を歩む私への、ひとくち分ずつが詰まったような時間でもありました。

 

だって、あの、バリアのポーズだって、おじいさんみたいなあなたの姿だって、

16年間の中に詰まった、ほんの数秒程度の時間だったもの。

 

あの頃のあなたって、

会社での集まりや、友達同士での集まりがあっても、

いつもそこそこに切り上げて帰って来てくれていて。

 

あなたは、ちゃんと楽しむことができたのかな

家のことは気にしなくて良いのにって、

あの頃の私は、あなたのただいまの声を聞く度に、

そんなふうに考えていたけれど、

こうして、あの頃の時間を振り返ってみれば、

あなたは出来るだけ、たくさんの時間を私たちと共に過ごしながら、

ずっと先の未来のためのひとくち分を、

たくさん詰め込んでくれていたようにも思えました。

 

あの頃の私にとっては、

いつもの日常生活の中の一コマに過ぎなかった筈なのに、

あれからずっと先へと歩んだ私にとってのそれは、

特別な意味を持ち、キラキラと輝き始める。

 

あの16年間の間には、こんな一コマが、

どれだけ詰め込まれていただろう。

 

あなたと過ごした16年間に詰め込まれていたものを、

ひとつひとつ数えていたら、急に寂しくなってしまった筈なのに、

不意に、あの頃の時間に対して、

お得パック人生、と、こんな名が浮かんで来て、なんだか笑ってしまいました。

 

これまでとは、全く別な視点を見つけることが出来たから、

ついでに、セールトークも考えてみたわけです。

 

この生を受ける前の私は、

実は誰かから、こんなセールストークを受けて、

じゃぁ、それでお願いします!

なんて、元気に返していたのかも知れませんね。

 

あの夏から、先へと歩めば歩む程に、

私にとっての大切な視点はどんどん見つかって。

 

それらはいつでも、私に、この人生をしっかりと見つめさせるけれど、

どんなに大切な視点を見つけても、

あなたと一緒に居たかった気持ちが、私の中から消えてなくなるわけじゃない。

 

次にあなたと出会える日がやって来るまで、

私はきっと、何度でも、痛みや寂しさと向き合い続けて行くけれど、

その先にある、今の私を、ちょっとだけ笑わせてくれる視点も、

見つけて行けたら良いのかも知れないなって、

先日の私は、ひとりで笑いながら、こんなことを考えていました。

 

痛みや寂しさの中に飲み込まれたのなら、

時々には、こんな新たな視点を見つけながら楽しんでみるのも、

この人生との向き合い方のひとつとして行こうかなって。

 

 

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