あなたへ
カップ焼きそばを食べる度に、
あれからの私の中に蘇るようになったのは、あの頃のあなたの声と笑顔です。
そう。あれから。
カップ焼きそばにソースをかけた私の中へと、
不意にあの頃のあなたの声が蘇ったのは、いつのことだったでしょうか。
あれから、カップ焼きそばの麺を混ぜる度に、
なんだか、あの日のあなたがすぐ側にいるような気がしてしまうのです。
あなたの声をもっと聞いていたくて、以前よりも念入りに、
麺を混ぜるようにもなってしまったのは、
なんだか笑ってしまう私の小さな変化でもありました。
時々には、あの頃のあなたに逢いたくて、
カップ焼きそばを食べたりしてね。
こんなふうに、
あの頃のあなたに逢いに行く方法もあるんだね。
只今、我が家のキッチンの棚の中には、
カップ焼きそばがたくさん並んでおります。
実はね、買い物へと出掛けた先日、
偶然にも、カップ焼きそばの特売を見つけたのです。
これで、不意にあの頃のあなたに逢いたくなっても、安心です。
いつでも、あなたに逢いに行けるのです。
今日の私は、何気なく、
我が家のキッチンの棚に並んだカップ焼きそばを見つめていました。
なんだか、今のこの棚の中は、
あの頃のあなたが待っていてくれる場所でもあるような気がして。
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