あなたへ
人の感情って、なんだか振り子時計みたい。
ポジティブな気持ちで歩んでいたかと思えば、
不意にネガティブな感情に支配されたりしてさ。
結局は、また立ち上がって歩むくせに、必ず立ち止まる瞬間ってあるのよね。
揺れ動く自分の感情を外側から見つめながら、それを、
人間的な遊びのようなものであると捉えてみたのは、いつのことだっただろう。
驚くようなタイミングで訪れる不思議な出来事。
目に見えない力が働いているに違いないと思えるような素敵な瞬間。
歩んで来た道のりを振り返ってみれば、ちゃんと守られながら、
それまでを歩んで来たのだという証拠は無数に見つかる筈なのに、
時として、それら全てを何処かへ置き去りにして、
振り子みたいに、右に左にと感情を揺らしながら歩んで行くのもまた、
人間らしく生きるということでも、実はあるのかも知れません。
自分の道をしっかりと歩んでいた筈なのに、相変わらずに、
不意に立ち止まってしまう瞬間が訪れてしまう日もあるけれど、
最近の私は、少し安心しながら、
この、振り子時計みたいな感情と、
向き合えるようにもなったなと感じることが出来たのは、先日のことでした。
絶対に堕ちないと決めて歩んだ時間があって、
気持ちが堕ちてしまう時は、どのような状態の時であるのかと、
自分自身をよく観察してみた日があって。
そして、魔法の言葉を見つけた日があって。
様々な角度から、振り子みたいに揺れる自分の感情を見つめながら、
その時々で、新たな視点を見つけて来ましたが、
何の確証がなくとも、絶対に大丈夫であると、
目には見えない何かに身を委ねるかのように力を抜いて、
日々を歩める私へと変わったのかも知れないなと、
あの日の私は不意に、自分の中での小さな変化に気が付いたのでした。
人生とは、実はとても上手く出来ている。
そして、人はきっと誰もが守られながら、人生を歩むことが出来ているのだと、
少しずつこんな視点から、人生を見つめるようになったのは、
あなたを見送ってからどれくらいが経ってからのことだっただろう。
あの夏から先へ先へと歩めば歩む程に、
新たな視点や展開を集め続けることが出来た私に見える世界は、
思えば随分と変わり行きましたが、
こうして、新たな自分を見つけてみれば、それまでの私は、
体のどこかに変な力を入れて歩み続けていたようにも感じました。
私は漸く、私の形に整えられた自分だけの生き方を、
見つけることが出来たのかも知れません。
目には見えないものを肯定し続けていたあなたは、
この世界から姿を消すと、
それが当たり前であるかのように、
現実的に、目に見えるものだけを信じて歩んでいた私に、
目には見えないものを信じさせました。
目には見えない力があることを肯定することは、
やがてそこから、更に視野が広がることでもあるのかも知れません。
そして、自分の道をしっかりと歩もうとすることは、
それに付随して、様々なことを学ぶことでもあり、やがては、
自分だけの生き方を見つけられることでもあるのかも知れませんね。
私がこうして、漸く自分だけの生き方を見つけることが出来たのは、
やはりあなたのお陰であり、そして、
この人生を選び生まれて来たからこそでもあると言えるのでしょう。
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