拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

24歳

あなたへ

 

俺、本当に2人には感謝しているよ

俺のことを、こんなふうに育ててくれてありがとう

 

こんなあの子の声が出て聞こえて来たのは、

23歳になってから、初めてあの子と電話をした日のことでした。

 

いつでも前向きな気持ちで歩むことが出来るのも、

何事にも臆せず挑戦することが出来るのも、

お父さんとお母さんが、俺をこんなふうに育ててくれたお陰なのだと、

あの日の電話の向こう側からは、こんなあの子の声が聞こえて来ました。

 

あの日の私は、あなたと2人で子育てに向き合ったあの頃を思い返しながら、

あの子の言葉を、大切に胸の中へと収めたのでした。

 

お誕生日おめでとうございます。

 

こんなメッセージと共に、ドリンクのチケットが届いたのは、

私がひとつ、年を重ねた日のことでした。

 

あの子からの贈り物だからこそ、

普段の私が選ばないものを注文して、特別な思い出を作る。

此処からの巣立ちを迎え、

あの子がこうしてドリンクのチケットを贈ってくれるようになってからの私は、

こんなふうに、私だけの思い出作りをして来ましたが、

23歳のあの子もまた、私に特別な思い出を作らせてくれました。

 

23歳になったあの子の笑顔を初めて見ることが出来たのは、

ゴールデンウィークのことでした。

 

今年のゴールデンウィークは、帰れないかも知れないと、こんな話を聞いていた私は、

ひとりで過ごすゴールデンウィークを覚悟していたけれど、

明日、帰るよと、突然にこんなあの子からのメッセージが届いて。

 

あれは、私にとって、飛び上がってしまう程に嬉しい連絡でした。

 

思えば、あの帰省があったから、

私は、筋トレという新たな世界を知ることが出来たのでした。

 

あの子から、好きなドーナツと交換出来るチケットが届いたのは、母の日のこと。

これも、これも、ぜーんぶ、私のドーナツ!

贅沢なひとりドーナツパーティを開催したあの日は、本当に楽しい時間でした。

 

初めての挫折感を味わったよ

 

こんなあの子の声が聞こえて来たのは、

初めての挫折感を味わい尽くし、既に立ち上がった先でのことでした。

 

電話の向こう側から聞こえて来るあの子の声に頷きながら、

私は、あの子の大きな成長を感じていました。

 

こうして振り返ってみても、

あれは、あの子にとって、本当に大切な経験だったなと感じています。

 

なんだか忙しいままに過ぎ去ってしまったあの子のお盆休みでは、

電話対応をするあの子の声が聞こえました。

 

パソコンに向き合うあの子の姿を見つめながら、そして、

電話対応をするあの子の声に、静かに耳を傾けながら、

社会人としてのあの子の成長を、近くで知ることが出来たあの時間は、

本当に掛け替えのない時間でした。

 

俺、来年には希望の部署に移動出来るかも知れない

 

こんな弾んだあの子の声が聞こえて来たのは、

お盆の帰省が終わり、初めての電話でのことでした。

 

5年先、10年先の自分がどう在りたいのか。

常に前だけを見つめて歩むあの子には、学びたいことがたくさんあります。

 

今の部署での学びを得たのであれば、次へ進みたいと、

こんな志しを持って歩んだあの子が、どれだけ頑張って来たのか。

 

あの日の私は、それまでのあの子の歩みを振り返りながら、

たくさんの褒め言葉を贈りました。

 

電車を降りようとしたら、ドアが閉まっちゃったんだよ

 

こんな笑ってしまうあの子の声が聞こえて来たのは、

お正月休みの帰省の日のことでした。

 

あなたの親戚の方から、お父さんによく似ていると、

こんな言葉を掛けて貰って、嬉しそうにしていたあの子の笑顔。

大人への階段を登り出したあの子の少しだけ寂しそうな顔。

そして、この2026年はどう歩み、何を得たいのかと、話して聞かせてくれた声。

 

このお正月休みの帰省でも、掛け替えのない大切なあの子の姿が集まりました。

 

希望の部署への移動が、正式に決まったと、

こんな明るいあの子の声が聞こえて来たのは、先日のこと。

 

あの子は、あの子の目の前に続く道を力強く歩み続けて、

またひとつ、大きな段階を迎えることが出来ました。

 

やる気と希望に満ち溢れたあの日のあの子の声は、本当に良い声をしていました。

 

23歳のあの子が見せてくれた成長と笑顔が、

私の中へといっぱいに集まりました。

 

ねぇ、あなた。

24年前の今日、私たちに、

初めて温もりを与えてくれた小さなあの子を覚えていますか。

 

あの日、私たちの腕の中にいた小さなあの子は、

今日、24歳になりましたよ。

 

 

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