拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

サル、ゴリラ、チンパンジー

あなたへ

 

ねぇ、あなたは、

サル、ゴリラ、チンパンジーって歌、知ってる?

 

何故だか先日の私の中へと不意に蘇ったのは、

小学生の頃に歌っていた、あの歌でした。

 

頭の中へと突然に、サル、ゴリラ、チンパンジーと、

懐かしのメロディが流れて来たあの日の私は、なんだか笑ってしまいましたが、

あれから、ふとした瞬間に、あの歌が浮かんでしまうのです。

 

今は駄目!絶対に駄目!

 

何故だかそんな瞬間ばかりを選んであの歌が蘇って来るから、

ここ最近の私の頬は、なんだか緩みがちです。

 

ねぇ、あなたは、

サル、ゴリラ、チンパンジーって歌、知ってる?

 

もしも今、あなたにこんな話をすることが出来たのなら、

あなたはどんな言葉を返してくれるのでしょうか。

 

これは主に、運動会の練習をしている時に歌っていた記憶があります。

 

大人の世界がそうであるように、子供の世界にもまた流行り廃りがあり、

そして、年齢と共に、卒業して行くものもあるけれど、

私の小学生時代は、運動会シーズンと言えば、

サル、ゴリラ、チンパンジーのまま、6年間を過ごしていたような気がしています。

 

授業で、リコーダーを習う学年になれば、

友人たちと、この歌のメロディを吹く練習もしました。

 

音楽の授業の中で覚えなければならなかった曲は、いつも間違えてしまうのに、

面白いものって、何故だか直ぐに覚えてしまうのよね。

でも、リコーダーでこの曲を吹いていると、いつも途中で笑ってしまうのは、

このメロディに乗せる言葉のせい。

 

友人たちと皆で演奏すれば、必ず誰かが笑い出して、

やがて、皆で笑ってしまっていたのも、なんだか楽しかった思い出でした。

 

インターネットもなかったあの頃は、どう考えても、

今よりもずっと狭い世界しか知らなかった筈なのに、

全く別な地で育った私たちには、様々な共通点がありました。

 

きっと小学生だったあなたもまた、

サル、ゴリラ、チンパンジーの歌を歌いながら、

小学生時代を過ごしていたのだと、私は信じているよ。

 

いつでも、前だけを向いて歩み続けていた年齢を過ぎて、

私だけがこうして、過去を集め直しながら歩む年齢を迎えて。

 

子供時代の記憶がまたひとつ、こうして蘇れば、

あなたに話すことが出来ないままに、痛みや寂しさを感じてもしまうけれど、

いつもの日常の中、不意に記憶が蘇ったのなら、

こうしてあなたへの手紙を綴り続けるから、

きっとあなたも何処かで笑っていてね。

 

 

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