あなたへ
よく晴れた空を見上げながら、私がふと思い出していたのは、
先日の、眠りに就く間際の私が見たあなたの姿についてでした。
あなたが直ぐ側にいるような気がしたあの夜、
私の中へとふと浮かんだのは、空色の龍でした。
あなたは青色と呼ぶよりも、
やはり空に近い色をした龍なのかも知れないと、
あの日の夜は、ぼんやりと、
そんなことを考えながら眠りに就いたのでした。
あなたを見送ってからの私は、龍となったあなたの姿を、様々に馳せてみるけれど、
それらは実は、強ち間違えなんかじゃなくてさ。
あの日の夜の私は、眠りに就くほんの少し前に、
実は、側にいてくれたあなたの姿を見ていたのかも知れません。
青く、よく晴れた空を見上げながら、
可笑しな動きの空はないかしらと探してみても、
結局、私がよく知るいつもと同じ空が広がっているだけだったけれど、
でも、それでも良いの。
本当の答えは、何ひとつ分からないけれど、
分からない世界についてを考え続けることは、
きっと、私が見ている世界を、大きく広げ続けてくれることでもあると思うから。
ねぇ、あなたは、何処にいるの?
相変わらずに時々には、こんな言葉を小さく呟いてしまう日もあるし、
不意に、この世界の何処かに、
あなたを探してみたくなってしまう日もあるけれど、
知らなかった痛みを感じ切った先には、
いつでも新たな視点が私を待っていてくれるように、
本当の答えを誰も知らないことも、
様々に思いを巡らせながら考え続けて行けたのなら、
それはきっと、自分の成長にも繋がって行くのだと思うから。
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